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私はコンコンと、いつもの様に戸を叩く。







いつもの様に実弥さんが出てくる。







『実弥さん!こんにちは。』







いつもの様に挨拶をして、いつもの様に彼が迎え入れてくれる…はずだった。







実「帰れ」






『え…』







ガーンとショックを受けていると、







実「あ、ちげぇ!いや、違わねぇけど…」







慌てて説明しようとする実弥さん。







実「…ちょっと、風邪ひいちまってよォ。移すと悪ぃから…」






なんだ、そういう事か。






こんな時でも彼は優しいのだ。







だけど、しんどそうな実弥さんを置いて帰るなんて出来ない。







『なら、私に看病させてください。風邪の時、1人だと大変ですし…』







彼の性格上、このまま対処もしない事は分かっている。






『失礼しますね』







そう言って勝手に部屋に上がる。







実「ちょっ、待てェ…テメェ…」







『大丈夫です!私、風邪移るほどヤワじゃないです!』







実「俺よりヤワだろォ…」







そう言って私を睨むけど、無理矢理帰さない辺り本当に弱っているのだろう。







いつもつり上がった目が、とろんとしている。






…も、もしかして実弥さん、熱が!?







『さ、実弥さん、少し屈んでください。』







実「あ、ァ!?」







私は実弥さんとおでこを合わせる。熱い。







驚いたように私を見つめる実弥さんの顔は赤くなっている。







『実弥さん、熱がありますよ!ほら、顔も赤いですし…』







ゆっくり寝かせた方がいいかもしれない。







実「誰のせいだと…」







そう呟かれた言葉は私には聞こえなかった。

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設定タグ:鬼滅の刃 , 不死川実弥   
作品ジャンル:アニメ
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ロロ天Runa - ヤバッ、、、!最高ですね、はい、更新がんばってくださいね!!応援してます!! (2021年3月8日 20時) (レス) id: e8de5457df (このIDを非表示/違反報告)
yurirol0305(プロフ) - なしなつさん» 私も実弥さん最推しです!! (2019年10月31日 20時) (レス) id: 9e39a449bb (このIDを非表示/違反報告)
なしなつ - ハァァァァ尊い…!!不死川好きだわぁ… (2019年10月31日 20時) (レス) id: 737edd5ad9 (このIDを非表示/違反報告)
yurirol0305(プロフ) - 月さん» ありがとうございます!好きだと言っていただけて、嬉しいです! (2019年10月24日 0時) (レス) id: 9e39a449bb (このIDを非表示/違反報告)
- この作品が好きです。頑張ってください! (2019年10月23日 22時) (レス) id: 72108a1f6d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:yurirol0305 | 作成日時:2019年9月29日 23時

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