糖分15% ページ15
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私はいつもの甘味処であんみつを食べていた。
1人で。
店主「最近実弥、こうへんなぁ。」
『そうですね…』
最近私も会っていない。
仕事が忙しいらしく、晩御飯を作りに行くこともしていない。
不死川さんがいない時間は凄く長く感じた。
私はあんみつを食べ終わり、家に帰る。
今日は姉の料理屋は休み。
帰ると姉が出迎えてくれた。
姉「おかえり!A!」
『ただいま、姉さん。』
姉「…最近元気ないね。どうしたの?」
血は繋がって居なくても、やはり姉は姉。隠し事は出来ないらしい。
『例のお友達に、最近会えていなくて…』
不死川さんのことはもう、姉に話してある。
姉「確かに、最近夜出かけなくなったわね…」
『仕事が忙しいらしいです。』
不死川さんの家に夕飯を作りに行くようになってから、もうしばらく経つ。
だけど、こんなに長く会えない事は無かった。
姉「その人男の人なんでしょ?」
まぁ、“
『はい。』
姉はしばらく考えてから、はっと顔を上げて、
姉「分かった!…その人のこと、好きなんでしょ!」
と言った。
ぼっ、と顔が赤くなる。
本当に、隠し事は出来ないらしい。
『…だって!素敵な人なんですよ!?確かに見た目や口調は少し怖いけど、でも優しくて!』
姉「そんなに必死にならなくても分かってるって!」
あはは、と笑う姉。
姉「今日はその人家に居るの?」
確か、今日は家に帰っていると言っていた。
『はい。だけど明日からまたお仕事らしいです。』
だから、夕飯はいいと言われた。
姉「なら、お菓子でも持って行ってあげたら?洋菓子作るの得意でしょ、貴方。」
それに、と耳元に口を寄せて、
姉「ちょっとでも会えるじゃない。」
そう言っていたずらっ子のように笑う姉は、女の私から見ても可愛くて、ちょっと羨ましいな、と思った。
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ロロ天Runa - ヤバッ、、、!最高ですね、はい、更新がんばってくださいね!!応援してます!! (2021年3月8日 20時) (レス) id: e8de5457df (このIDを非表示/違反報告)
yurirol0305(プロフ) - なしなつさん» 私も実弥さん最推しです!! (2019年10月31日 20時) (レス) id: 9e39a449bb (このIDを非表示/違反報告)
なしなつ - ハァァァァ尊い…!!不死川好きだわぁ… (2019年10月31日 20時) (レス) id: 737edd5ad9 (このIDを非表示/違反報告)
yurirol0305(プロフ) - 月さん» ありがとうございます!好きだと言っていただけて、嬉しいです! (2019年10月24日 0時) (レス) id: 9e39a449bb (このIDを非表示/違反報告)
月 - この作品が好きです。頑張ってください! (2019年10月23日 22時) (レス) id: 72108a1f6d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:yurirol0305 | 作成日時:2019年9月29日 23時