卒業 ページ30
.
あの夏祭りの日から約2年半。
私達は無事、雄英高校ヒーロー科を卒業した。
あまり寂しくはなくて。
だってみんなすぐヒーローになってまた会えるから。
私は久しぶりに家に帰る。
勝己と一緒に。
爆「夏祭りの日のこと、覚えてるか？」
歩きながら、そう聞く勝己。
『え、なんのこと？』
ちょっととぼけてみる。
爆「は？」
『嘘。』
殺されそうだったので即ネタばらし。
『ちゃんとヒーローになれた？』
爆「あぁ。目移りしてねぇだろーな。」
『え、私この2年半、勝己好き好きオーラ全開のつもりだったんだけど、伝わってなかった？』
爆「…バリバリ伝わってた。」
爆「じゃあ、幼稚園の時の約束、覚えてるか？」
幼稚園…あぁ。
『「俺が守ってやるから」だったっけ？』
それを覚えているとは思ってなかったのか、少し驚いた顔をする。
爆「俺があの時付き合わなかったの、プライドもあるけどよ。」
『うん。』
爆「その約束、守りたかったんだ。Aを守れるヒーローになりたかった。」
そうだね。でもずっとヒーローだったよ。
横にいた勝己は私の前へ移動する。
ふぅ、と息をつく勝己。
桜とともに、風がふわっと吹いて。
爆「俺と、付き合ってください。」
『はい。ずーっと、待ってたんだよ？』
終わり
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 449人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
白猫さん(プロフ) - 助けて……、面白すぎる！！ (2021年8月31日 20時) (
レス) id: d1d66ac9b7 (このIDを非表示/違反報告)
yamada葉月(プロフ) - yurirol0305さん» そうなんですか…！でも、描写がとても上手です！ドキドキしちゃいます (2019年9月28日 0時) (レス) id: 99ae866ac4 (このIDを非表示/違反報告)
yurirol0305(プロフ) - yamada葉月さん» ありがとうございます！そうですね…私実は恋愛経験が全くなくて、片思いすらしたことなくて…上手くかけてるか不安なんですが…更新がんばります！ (2019年9月28日 0時) (レス) id: 9e39a449bb (このIDを非表示/違反報告)
yamada葉月(プロフ) - かっちゃん尊い…！付かず離れずの関係って切ないけどいいですよね！応援してます！ (2019年9月28日 0時) (レス) id: 99ae866ac4 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：yurirol0305 | 作成日時：2019年9月16日 23時
