なんで来たんだよ ページ23
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屋台に行くといって俺から離れるA。
爆「おい、まてよ！」
しかし、もうAは見えなかった。
Aはこの祭りに来てから、ずっと通りすがる人に二度見されてる。そのくらい可愛い。
射的の時だって、周りの奴らから可愛い！なんて声が聞こえてた。
そんな奴を1人で行かせるのに抵抗があったが、まぁこの距離だし大丈夫だろう。
ぼーっとしていると、ちょん、と服の裾を引っ張られた。
振り返ると、そこにはあん時の女が居た。
「勝己くん！久しぶり！体育祭以来かな？」
とっさに距離をとる。が、人も多いのであまり離れることも出来ず。
爆「テメェ…」
女の子「あの子と来てるの？ねぇ、付き合ってるの？だって両思いだもんね！ねぇ！」
しつこいくらい話しかけてくる。俺は無視することを決めた。が、
抱きしめられた。全身に鳥肌が立つ。気持ち悪い。
こいつはここに置いておいては行けないと、直感で感じた。
もうそろそろAが帰ってくる頃だろう。
俺はAにLINEをいれて、この女の手を掴んで路地裏まで引きずり込んだ。
それでも嬉しそうにするこいつが心底ち持ち悪い。
勝己わりぃ、ちょっと離れる。待っててくれ。
俺は、その光景をAが見ていたことも、携帯にLINEの返信が来てることも、気づかなかった。
爆「んで来たんだよ。」
女の子「だってぇ、私もここの近くの高校だし。」
爆「そうじゃねぇなんで俺に話けたか聞いてんだよ！」
やべぇ、顔面なぐりてぇ。
女の子「だって勝己君のこと好きだもん！あ、もしかしてデート邪魔されて怒ってる？」
爆「うっせぇ…」
女の子「まだ付き合ってないんでしょ？両思いなのに？」
気持ち悪い笑顔。Aとは全然違う。
爆「両思い、じゃねぇ。」
女の子「…そう。結構鈍感なのね。まーどうでもいいけど。だってあの子より私の方が勝己君のこと好きだもん！」
イライラする。鳥肌がとまんねぇ。なんなんだ。
爆「俺はお前が死ぬほど嫌いだ。」
女の子「…ひどい。私勝己くんのこと、人殺せるくらい好きなんだよ！？」
爆「っ、は、？」
こいつ今なんつった。
女の子「いや正確にはもう殺した、かな？1年くらい前にぃ、勝己くんに近づく女ころしちゃった♪」
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白猫さん(プロフ) - 助けて……、面白すぎる！！ (2021年8月31日 20時) (
レス) id: d1d66ac9b7 (このIDを非表示/違反報告)
yamada葉月(プロフ) - yurirol0305さん» そうなんですか…！でも、描写がとても上手です！ドキドキしちゃいます (2019年9月28日 0時) (レス) id: 99ae866ac4 (このIDを非表示/違反報告)
yurirol0305(プロフ) - yamada葉月さん» ありがとうございます！そうですね…私実は恋愛経験が全くなくて、片思いすらしたことなくて…上手くかけてるか不安なんですが…更新がんばります！ (2019年9月28日 0時) (レス) id: 9e39a449bb (このIDを非表示/違反報告)
yamada葉月(プロフ) - かっちゃん尊い…！付かず離れずの関係って切ないけどいいですよね！応援してます！ (2019年9月28日 0時) (レス) id: 99ae866ac4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：yurirol0305 | 作成日時：2019年9月16日 23時
