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Aside
天元の家で本格的に暮らすようになって早3ヶ月
段々と須磨達とも仲良く出来るようになってきた
今は4人で甘味処だ
「にしてもあと8ヶ月でAちゃんもお嫁さんに来てくれるのよね」
「楽しみだな!」
まぁね
皆さんにとっては楽しみだよね
私にとっては複雑だよ
『そうだね。楽しみ』
「でも今とあんまり変わんない気もする!」
「たしかに!」
笑い合いながら過ごしていく日々もなかなか悪くない
むしろ楽しくてこの時間が好きだった
でも疑問があった
『そーいえば嫁が3人もいて喧嘩とかにはならないの?不平等感じるとかさ』
「痴話喧嘩はちょくちょくあるけど、不平等とかはないな。天元様はみんなに公平だし」
「たしかにそんな感じだよね。もう今は家族だし」
『忍の世界ってそんなもんなんだな。
とりあえず天元が凄いやつってことはわかったわ』
私なら平等にとか絶対真似出来ない。
絶対多少の不平等が出てしまう
さすが祭りの神←
「天元様は凄い人よ…まぁこんな時間!
夕食の材料買ってから帰りましょ」
「今日はふぐ刺しにしましょうよ!」
「じゃあ買いに行きましょー!!」
『元気だなぁ笑』
この時、そんな私たちを見てるものが居るとは気づかなかった
「殺し屋No.1も落ちたものだな。これなら次の依頼は早く済みそうだぜ」
気付かぬうちに危機は迫っていた
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作者名:yuririn | 作成日時:2020年4月9日 1時