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しのぶside
「Aさんが回復してくれて良かった。宇髄さんも喜びますね」
そんなことを考え薬を調合している時だった
善逸くんが走ってきたのは
「しのぶさん!!Aちゃんが…!!」
病室へ向かえば炭治郎くんにおぶられているAさんがいた。
「診察しますので3人は外へ」
『3人は何も悪くないから』
「…分かっています。炭治郎くんにおぶられていましたが何があったんですか?」
『…急に足が動かなくなっただけだよ』
「っ…!!」
だけってなんですか…
明らかに異常をきたしているサインじゃないですか…
沈黙のまま診察をしていった
血液検査もしたが特に異常はみられない…ならどうして…
脈が弱くなっているんですか
「Aさん何かご存知ないですか?お身体の事について」
『…』
「…脈が弱くなっています」
そう伝えればAさんはどこか納得した表情になった
「何かご存知なんでしょう?どうか話してください。私が…私が手を尽くしますから!」
『______それは無理だ』
「どうしてですか?言ったら治せることだって…」
『これは病気じゃないから』
「えっ…どういう…」
『すまない。今日は寝かせてくれないか』
「…また伺います」
病室を出れば3人が待っていた。
「しのぶさん、Aは?」
「疲れているようですから明日また来てあげてください。ではこれで」
後ろから呼ぶ声が聞こえたが振り返る気にはなれなかった。
病気でないならどうして…
やっと…
やっと元気になったのに…
乱れている心に鞭を打ち宇髄さんへと鴉を飛ばした
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お久しぶりです!
大変お待たせ致しました…
作者なかなか忙しくてお話は考えてあったのですが書き起こせませんでした…
知らぬ間に多くの方にお気に入り登録と評価をして頂いて本当にありがとうございます!
頑張って更新していきますので最後までよろしくお願いします!
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作者名:yuririn | 作成日時:2020年4月9日 1時