隠し事【鬼滅の刃】 (ページ8)

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しのぶside

私はお館様の指示で任務に当たっていた。

鬼が出たと聞いたが、弱い鬼しか居らず
すぐに討伐してしまった。

その帰りに、栄えている隣町へ寄った時の事

以前訪れた時にはなかった大きな建物を
見つけた。

「あら、お姉さん。
コレ目当てで来たのかい？」

「いえ、近くに用がありまして。
この大きな建物は何なのですか？」

「あんたよそ者だね？
このホールを知らないなんて」

「えぇ生憎。」

「これは万世極楽教の教祖様が
お創りになったホールさ。
教祖様のお気に入りの女の子が居てね、
大層綺麗な子なのさ。その子がピアノっていう楽器を演奏する為の建物なんだよ」

「まぁ！それは是非とも見てみたいですねぇ」

「死ぬまでに見ておいた方がいいよ。
1度聞いたらなかなか耳から離れない演奏さ。
あの子には人を惹きつける力がある」

地元の方がこれだけ言うので
さすがに見たくもなってくる。

「どうやったら見れるのですか？」

「あのホールの前に小さな小屋があるだろう？あそこで券を買うのさ。でも、早く来た方がいいよ。いつも人気ですぐに売り切れてしまうのさ」

「わかりました！ありがとうございます！
では、お元気で」

「ということがありまして」

柱合会議で報告する。

「そう、それは是非とも見聞きしてみたいものだね」

「はい」

「最近、任務が増えていて疲れも溜まることだろう。翌日、休息日にするから、皆で行ってくるといい」

「「「「御意」」」」

こうして私達はピアノコンサートを
観ることになった。