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41。 ページ42

不死川実弥side

あの文が来てから1週間程経った

寝みぃ……昨日は数が多かったから

朝方までかかってしまった



カァカァ

「神童A、宇髄天元、竈門炭治郎、我妻善逸、嘴平伊之助ガ上弦の陸ト対戦ノ上討伐!!」




ほぉ…やるじゃねーか



「神童A、イシキフメイイシキフメイ」

イシキフメイ?意識不明…だとぉ?





俺の足は迷うことなく蝶屋敷へ向かっていた








蝶屋敷を探し回るがどこにも居ねェ…

宇髄達はいるのに何故いない…



そんなに良くないのか?…


「おい!Aはどこに居やがる!」

「月柱様は今、胡蝶様が処置しておられます」




今は待つしか出来ねぇ…


「……不死川」

「宇髄、何があったか説明しろォ」


「Aは一般人を逃がしてから戦闘に加わったんだ。だから一般人は誰一人として死んでねぇ。Aは善逸と伊之助を庇ってそのまま鬼と吹っ飛んじまった。そこから何があったかは分からねぇ。こっちも手一杯だったからな。
ただ、戦闘が終わって竈門禰豆子に毒を消してもらった後、Aに呼ばれてよ。



殴られて目覚めたら腕はあるし、左目は見えたんだ」

「腕切られたのかァ?」

「あぁ。なのにこの通り普通に動いてやがる」

前にも同じような事があったなァ…

俺の傷もあいつに何かしてもらってすぐに治った


何か______

「Aさんの治療が終わりましたよ」

「あいつはどうなんだァ」

「肋が全て折れていました。それと極度の失血です。」

「どのくらいで目覚める」

「分かりません…普通なら2、3日で目覚めますがAさんは傷の治りが遅くて…あと少しでも遅ければ命に関わっていました」

「…今はどこに居る」





案内された病室には痛々しく包帯が巻かれたAが横たわっていた



頬に手を添えれば温かくほっとする

でも顔は真っ青で弱々しく本当に心配になる



「Aさん、外傷は手首だけでした。

ただ、、、その手首の傷が鬼によって付けられたものではなく恐らく刀で斬られた傷なんです」

刀ァ?どーゆー事だ…

「何故だ?」

「分かりません…傷は深くてそこから致死量になりかねない量の血が流れた事は事実です。止血をしなかったのは不思議ですね。」



「それに__宇髄さんの話はとても興味がありますね。腕が繋がり目が見えるようになるなんて普通有り得ません。起きたら話を聞きましょう」

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作者名:yuririn | 作成日時:2019年12月14日 19時

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