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「泣かないで?」
『だって2人のこと守りたかったのに…』
「斬られちまったのは悔しいがお前のせいじゃない」
「早く人間の元に帰って?怪しまれちゃうよ」
『やだ!最後まで一緒にいる…から…』
「Aちゃん、一緒に過ごせて楽しかったよ?お空からAちゃんを見守ってるからね…不死川実弥ってやつと上手くやるんだよ?」
「お前は綺麗で強い、だから俺は嫌いじゃなかった。妹とも仲良くしてくれたしなァ。今までありがとうなァ」
そんな事言われたらもっと泣いちゃうよ…
2人とも優しすぎる…
2人は静かに消えていった、、、
今は悲しんでばかり居られない
みなの所へ戻った
『鬼の消滅は確認しましたって宇髄さんその腕と目…』
左腕は斬られ左目は見えなくなっていた
「毒は竈門禰豆子が消してくれたから命に別状はない。お前、珍しく派手に怪我してんじゃねーか」
もうあの2人は居ない…宇髄さん悪い人じゃないしな…よし
『私の怪我はどーでもいいです。
歩けますか?ちょっと来てください』
肩を貸しながら人気のない所へ連れ込んだ
念には念をって事で愈史郎さんのくれた隠れ札を貼って準備万端だ
「おいおいこんな所に連れ込んで何する気だぁ?」
『まぁ派手なことですかね!ちょっと失礼します!ドス』
宇髄さんには悪いが意識を飛ばさして頂いた
宇髄さんのお嫁さん達が巻いていた包帯を取る
どうにか間に合ってくれるといいんだけど…
私は手首を思いっきり切って宇随さんの腕と目に血をかけた
しばらくすれば腕は生えた
え?びっくりしないでね?だって鬼の血だからさ、まぁそんくらい出来るって←※彼女にしか出来ません※
とにかく間に合ってよかった
目は目が覚めてもらわないとわかんないな
傷は治ったけど見えるかどうかは…ねぇ
あまり長居はできないので私より何倍も大きい宇髄さんを背負ってお嫁さん達の元へ帰る
「なんで意識ないんですか!?ってえぇ!?!?!?腕が……!」
「うるさいわよ!!ってえ?天元様!?」
「何を騒いでいる、俺はうるさいのが嫌いだ、それにたかが上弦の陸にこの有様はなんだ、柱が2人もいて情けないな…ネチネチ」
『なら伊黒さんが早く来てくだされば良かったのに。それに一般人は逃がしたんだから良いじゃないですか』
あぁクラクラしてきた。
さっき宇髄さん治すのに結構血使ったからな
それに宇髄さん体格いいから重いんだよ
肋折れてる私にとっては地獄だって
そこで私の意識は途切れた
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作者名:yuririn | 作成日時:2019年12月14日 19時