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ある非番の日、師範は任務があるから
童磨と吉原遊郭に来ていた。
花魁道中とか見たけど綺麗な人が多いこと…
ここには童磨が引き入れた十二鬼月が居るらしい
「蕨姫花魁って子いる〜?その子に童磨が来たよって伝えてもらっていい〜?」
「承知しました。少々お待ちくださいませ」
『花魁って事は美人さんなの?』
「Aに負けず劣らずって所かな?笑
俺はAの方が好きだよ?」
『絶対私より美人だ笑私そもそも可愛くないし…』
「悲観的に考えるのはAの悪い癖だよ。
そんな事ないんだから自信持ちな」
「お久しぶりです。童磨様」
「おぉ!堕姫!元気にやってそうで嬉しいぜ!」
「童磨様も変わらずで何よりです。ところで隣のお嬢さんは?」
『神童 Aと申します。童磨に鬼にしてもらいました。よろしくお願いします』
深々と頭を下げた。
「今日はちょっと遊びに来ただけだから。
Aと仲良くしてあげてくれ!」
「勿論です。」
「じゃあ俺は後で迎えに来るから!
女の子同士で上手くやってくれ!」
私の頭を撫で童磨は出て行ってしまった…
『あのぉ…よろしく…お願いします?』
「そんな硬くならないで!私の事は堕姫ってよんでね!貴方、美しいから好きよ!Aちゃんって呼んでいいかしら!」
『勿論!堕姫ちゃんよろしくね!』
そこから一気に仲良くなった。
お兄ちゃんも紹介してもらって、
お互いの愚痴とか恋バナとか話した。
「そっかぁAちゃんは不死川実弥ってのに惚れたのね!今度連れてきてよ!」
『その人、1番鬼が嫌いだと思うから難しいかも笑』
「とにかく!堕姫はAちゃんの事、応援するからね!」
『うん!ありがとう!!』
「うんうん!」
『あの…また来ていいかな……?』
「勿論だよ!また時間ある時に来て!」
「おうおう!仲良くなれて何より!」
『童磨!もう帰る?』
「そろそろ帰ろうか」
『じゃあ帰るね、堕姫ちゃん!また会おうね!』
「バイバイ!待ってるね!童磨様、お気を付けてお帰りください」
「あぁ、じゃあね!」
今日はお友達が出来て楽しかった1日だった!
また来なきゃ!
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作者名:yuririn | 作成日時:2019年12月14日 19時