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朝起きれば師範は居なかった
机には
報告に行ってくる
と残して
ならば私も外出してこよう!
『炭治郎!大丈夫?』
「あぁA!まだ痛いけどもう大丈夫だ!
禰豆子の事、巻き込んでごめんな」
『そっかぁ早く治るといいね
全然大丈夫だよ!』
「…ここで何してんだァ」
『あっ!師範!傷はほとんど治りましたね!
よかった!ほんとに効いたぁ!』
「何が効いたんですか?ぜひ教えてください」
いつも笑ってるけど心が笑ってないんだよね
胡蝶さんは…
『これは師範にだけ効いただけですから内緒です!実際私の手の傷には効かなかったので!』
そう、私の血の能力は私の体には効かない。
そして2週間経つと童磨の血が薄れることも
珠代さんによって伝えられた
人間の血になってしまうらしい
まぁ身体はそのままなんだけどね
「帰るぞォ…」
『はーい!』
帰ったら師範との手合わせが始まった。
「風の呼吸 弐ノ型 爪々・科戸風!!」
『月の呼吸 伍の型 月魄災禍!』
一発目は師範に掠めるが師範は思いもよらぬ所から攻撃してくる為なかなか楽しい
絶対師範に怪我はさせられないけどね!
一瞬の判断で全てが決まる
師範の木刀が当たる寸前に弾き飛ばした
ちょっと掠ったけど命に別状なし!
「今日はここまでだァ」
『はーい…夕食の準備してきますね!』
うん、これが人間だよな…際限がある
淡々と料理を作りながら考える
また実感してしまった
人間と鬼の違いを
『どうですか?美味しいですか?』
「不味くはねェ…」
『そうですか!よかったです!』
師範は基本的に素直じゃないけど、
何となく伝わる。
今はそれで十分だ
でもいつか素直になってくれたらいいなぁ
とか思ったりする
なんでだろうな
あまり人に干渉するタチじゃないのに
何故か師範には干渉したいと思ってしまう
心が読めないからだろうか
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作者名:yuririn | 作成日時:2019年12月14日 19時