検索窓
今日:2 hit、昨日:1 hit、合計:58,589 hit

23。 ページ24

不死川実弥side

正直あいつには面食らった。



縄をちぎったことも


俺の刀を手で止めたことも


血だらけになりながら俺の刀を折ったことも



普通刀なんて手で折れるはずが無い
それも柱でもない女が



俺だけでなくみな驚いていた



「不死川様、お館様がお呼びです」

なぜ俺があいつの後に呼ばれる?






「実弥、よく来てくれたね。君にはお願いしたいことがある。」

「なんなりとお申し付けください」

「実弥にはAを継子として育てて欲しい。あの子は強いが未熟だ。まだ刀を握って間も無いからね。実弥にAを託したい。引き受けてくれるかい?」

「御意」

「ここからは僕の憶測だから聞き流してくれて構わない。」

そんなことを言われたって聞くに決まっている
俺は静かに話されるのを待った。

「Aは普通の子とどこか違うと思う。何か収まりきらないものを持っている。その何かが彼女を強くし同時に脆さ危うさを生み出している。まだその事にAは気づいてない様だが必ずその時は来る。その時に支えてあげて欲しい」

「はい」








そして俺が柱達の所へ戻ると


『あぁぁぁぁぁ不死川実弥さんんんんん!
刀折っちゃってすみませんでしたぁぁぁ!』

凄い勢いで頭を下げられる

「ちょっとこっち来いィ」

腕を掴んで物陰へ連れてきた

「手ぇ出せぇ」

羽織りを引きちぎり切れた手のひらに巻き付けた

『あ…あの…不死川実弥さん!?は、羽織りが』

「あの時は切っちまってすまなかったなァ。
後で胡蝶の所で手当してもらえェ」

『いえ!こんくらい大…』

「師範からの命令に従えねぇのかァ?」

『し…師範って……!』

すごいキラキラした眼差しで見られる

『わかりました!師範!!』

こうして俺はあいつを継子にした

24。→←22。



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (15 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
32人がお気に入り
設定タグ:鬼滅の刃 , 不死川実弥
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:yuririn | 作成日時:2019年12月14日 19時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。