第61話 ページ21
ルリの話を聞き終わる頃には日が落ちて辺りは真っ暗になっていた。
「不思議なお話すぎてスイカにはどういう事か分からないんだよ？？」
だいたいを理解したクロムは補足した。
「おう、だいぶ何千年も昔によ
人類は全員石になったんだ」
クロム達は石像を見たことがあるが、それがかつて人間だったものだ。
「千空の親父たち六人だけが
宇宙にいたおかげで助かった
俺ら石神村の住人は全員……
その何千年越しの子孫ってことだ……！」
しかし、そうなるとコハク含め全員が千空の親戚となるのでは？と言われた千空は否定した。
そもそも千空と白夜は血縁関係ではなく系図だけとなるがそんなに時が経っていれば親戚と果てして呼べるだろうか。いや、否だ。
話している間に村長就任の宴が開かれていて早くこいと村民が言ってきた。
「行きましょうか、宴に」
ルリの促しで村の誕生の話はお開きになった。
「ほらほら、あんた達もこっち来て呑みなよ！！」
どんちゃん騒ぐ村民に無理やり引っ張られAとゲンは宴に参加させられた。
「おっ、Aじゃあないか」
「あれ、千空は？？」
集団の中には千空はいなかった。
「ルリ姉に連れられて村の外へと向かったぞ？」
そっか、と言ってAは寂しそうな目をしていた。
「やはり、Aはめっぽう可愛らしいな、いじらしいとも言うが」
えっ、とAは動揺する。
「ふふふ、どこかの科学にしか興味がない男に想いを寄せているのだろう？？」
「………………！！！」
ブンブン首を振って否定するが、コハクは追求に念がない。
「千空が結婚した時に失神したと聞いたぞ？
好き、なんだろう？？
さっきだって悲しい顔をしていたじゃないないか」
「気のせいだって、そんなんじゃないから」
それから色々と聞かれたがようやく話から解放された所で千空が帰ってきた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 717人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「原作沿い」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
八つ橋 - こんばんは、千空君と夢主ちゃんが好きなので更新ありがとうございます。 (2021年4月22日 20時) (
レス) id: ed846143d9 (このIDを非表示/違反報告)
八つ橋 - こんばんは、更新ありがとうございます、過去編の千空と夢主ちゃんも好きなので嬉しいです。お身体にお気をつけて下さい。 (2021年2月13日 22時) (レス) id: ed846143d9 (このIDを非表示/違反報告)
メクルクル(プロフ) - カカオお豆さん» ネットで探るなりしても漢字表記は出てきます。 なお漢字だと犬鬼灯と犬酸漿と出てくるみたいですが、どちらも使われるというのでこのまま犬鬼灯表記のままにしたいと思います (2020年1月2日 21時) (レス) id: f8b718fdc2 (このIDを非表示/違反報告)
カカオお豆(プロフ) - メクルクルさん» 漫画ですか？漫画持ってないんですアニメしか見てなくて(；´・ω・) (2020年1月2日 21時) (レス) id: 5ddd851753 (このIDを非表示/違反報告)
メクルクル(プロフ) - カカオお豆さん» コメントありがとうございます、カタカナ表記だとイヌホオズキですね、漢字表記だとこの名前になります、原作でもこの表記だったので不安でしたらお確かめください…… (2020年1月2日 21時) (レス) id: f8b718fdc2 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：メクルクル | 作成日時：2019年12月13日 17時
