第21話先輩の家にお呼ばれその三 ページ23
ほどなくして他の用具委員たちも到着した。
「お邪魔しまーす/す…!!!」
どうやら行く途中で合流し一緒に来たらしい。
「じゃあ、皆集まった事だし親睦会始めようか」
Aは揚げたばかりの唐揚げとポテト等を乗せた皿を机の上に置いた。
「おっ、唐揚げ!!ありがとうございます!」
守一郎は礼を言う。
やはり男子は揚げ物が好きらしい。
「それじゃあ、カンパーイ!!」
留三郎がグラスをかがげ他も同じように言って、親睦会はスタートした。
「しっかしたくさん作っちまったな、これ全部食べ切れるか?」
留三郎は苦笑いをして食べ物を見渡す。
男子が多いとは言え人数分より遥かに多い気がする。
「何言ってんの、しんべえがいるじゃん」
ちらりとしんべえを見るとお菓子を頬張っている。
「そうだったな…」
むしろこの勢いでは追加しなければいけないペースではないだろうか。
「まあ、その懸念は置いといて…、こっちも食べようよ」
まだまだ量はあるし、作るのは少なくなってからすればいいことだ。
「それもそうだな」
作兵衛は横に座っている守一郎と話をしながら横目でAを見た。
留三郎と楽しそうに話しているAを見てどこか心が痛んだものの、やはり幸せそうな先輩が一番だなあと作兵衛は思った。
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竹林寺(プロフ) - メクルクルさん» いえいえ!こんなに面白い作品にコメントしないほうがおかしいですよ!!更新楽しみにしてます! (2019年9月15日 9時) (レス) id: e33c68ca3b (このIDを非表示/違反報告)
そら(プロフ) - 面白いです! (2019年8月21日 18時) (レス) id: 783e5088c8 (このIDを非表示/違反報告)
メクルクル(プロフ) - 竹林寺さん» 竹林寺さんコメントありがとうございます!!!めったにコメント来ることがないのでとてもうれしいです( ;∀;) (2019年8月10日 0時) (レス) id: 77734c536d (このIDを非表示/違反報告)
竹林寺 - 最高です(鼻血) (2019年8月10日 0時) (レス) id: e33c68ca3b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:メクルクル | 作成日時:2019年4月19日 3時