決戦前 ページ17
「逆説、そろそろ行こうか中也。」
「おう。いよいよ、だな。」
「ええ。」
今日は黒の組織壊滅の日。
朝から雨が降っている。
「厭な天気。」
「良いじゃねぇか、雰囲気が出る。」
「雰囲気の問題？」
「嗚呼、雰囲気は大事だと思うぜ？」
「……中也らしい答え。」
「あぁ？手前、巫山戯んじゃねえぞ。」
「何で怒るの…」
「手前が揶揄うからだろうが！」
「はいはい。」
「流すな！…ったく、手前本当に太宰に似てきたな。」
「心外。」
「事実だ。」
「良いじゃないか〜、私に似ていたって。そうは思わないかい？A。」
あ、探偵社が来たね。
「全く思わない。」
「即答！？」
泣き真似をしている治は放っておいて…
「国木田さん！」
「ん…？嗚呼、Aか、いよいよだな」
「ええ…警察等の他の皆様は？」
「向こうに居る。」
「了解」
黒の組織へと向かう前に
武装探偵社、異能特務課、公安、FBI
そして我々ポートマフィアが
一堂に集まるよう求めたのは私。
現在の状況説明をするべきだと考えたから。
逆説、楽しもうか。
………
あ〜兄さんだ。
「兄さん」
「Aか…」
「其方の準備は？」
「万全だ。…Aお前、学校には行っているのか？」
「学校…普段のこと？」
「いや違う。帝丹高校の方だ。」
「あ〜」
途中までは行っていたのだけど情報収集の必要がなくなってから殆ど行ってないのよねぇ…
「蘭さんや園子さんが寂しがっていたぞ。」
「蘭ちゃん達が…」
「帝丹高校に行かなくても良いが…顔くらいは見せてやれ。」
「うん…暇があったら、ね。」
「其れは、どういう…」
察しが悪いなぁ…
「この黒の組織壊滅の後はかなり忙しくなるわよ。」
後処理とか、始末書とか…
考えただけで頭が痛い。
「Aさん。」
あ、
「安吾！」
「其方の首尾は如何ですか？」
「上々よ。」
「なら、良いですが…あの組織はヨコハマの物とはかなり違います。違法なクスリや武器も扱っている。其処は留意しておいて下さい。」
「分かったわ。ありがとう。」
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紅羽(プロフ) - りん酢さん» やあ、ようこそ占ツクへ (2020年8月6日 12時) (
レス) id: 0d7eedca27 (このIDを非表示/違反報告)
りん酢(プロフ) - りん酢だよ〜ん(いきなりすまん私も占ツク始めた。) (2020年7月24日 11時) (レス) id: feb1b4b00d (このIDを非表示/違反報告)
紅羽(プロフ) - そふらさん» そう言ってくださると嬉しいです！頑張ります！ (2020年5月12日 12時) (レス) id: 2776645614 (このIDを非表示/違反報告)
そふら(プロフ) - すみません！ありがとうございます！とってもお話面白いので更新すっごく楽しみにしてます！頑張って下さい！ (2020年5月12日 12時) (レス) id: 0068c3a571 (このIDを非表示/違反報告)
紅羽(プロフ) - そふらさん» 修正させていただきました！ご指摘ありがとうございます (2020年5月12日 12時) (レス) id: 2776645614 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紅羽 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/yurinohana1/
作成日時：2020年5月10日 11時
