交渉 ページ16
「やあ、兄さん。」
「っっ！…嗚呼、Aか。」
驚き過ぎ。少し気配を消しただけなのに。
「お前の『少し』は全くもって少しじゃないからな？」
「…何故わかったの。」
「お前がいつも同じようなこと考えてるからだろうが！」
「あっそ…本当に口調中也に似てきたね…」
「A、この方は。」
「『方』とか言わなくていいよ。此奴は私の部下の奏斗、異能力は『影』。」
「…よろしく頼む。」
「嗚呼。まあ、Aには拾ってもらった恩はあるが如何せんソリが合わなくてな。言い争いが絶えねえ仲だが気にするな。」
「余計なことは言わなくて良い。」
「余計ではないだろ。」
「で、A何の用だ？」
「…黒の組織に行ってきた。異能で姿を隠して行ったから気付かれてはいないわ。」
「様子は。どうだった？」
「幹部サマ方もかなり焦っていたぞ？」
「だーいぶ崩したからねえ。で、兄さんに一つ忠告。」
「なんだ？」
「黒の組織のNOCはもうやめた方がいい。」
「此奴…Aや中原幹部は『ポートマフィア』と言う後ろ盾があるから、殺されるようなことはない。まあ、これ以上追い詰められれば別かもしれないが。」
「だけど、兄さんは違うのよ〜簡単に殺せる存在なの。おそらく黒の組織はすでに兄さんに目をつけて居るわ。」
「今はAや俺たちが目を光らせているから大事には至っていないが…何かあってからでは遅い。」
「黒の組織の壊滅決行は、遅くとも再来週には出来るはずよ。早ければ来週の水曜あたりにも。」
「だから、もう黒の組織への潜入は辞めろ。十分な情報は集まっているし、決行の心配もしなくて良い。」
「NOCとして潜入している必要は、もうないの。だから、抜けて。」
「このままではお前は確実に死ぬぞ？それでも良いのか。」
「…分かった、抜けよう。米花町に帰ったら上層部に報告する。」
「了解。気をつけて、兄さん。」
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紅羽(プロフ) - りん酢さん» やあ、ようこそ占ツクへ (2020年8月6日 12時) (
レス) id: 0d7eedca27 (このIDを非表示/違反報告)
りん酢(プロフ) - りん酢だよ〜ん(いきなりすまん私も占ツク始めた。) (2020年7月24日 11時) (レス) id: feb1b4b00d (このIDを非表示/違反報告)
紅羽(プロフ) - そふらさん» そう言ってくださると嬉しいです！頑張ります！ (2020年5月12日 12時) (レス) id: 2776645614 (このIDを非表示/違反報告)
そふら(プロフ) - すみません！ありがとうございます！とってもお話面白いので更新すっごく楽しみにしてます！頑張って下さい！ (2020年5月12日 12時) (レス) id: 0068c3a571 (このIDを非表示/違反報告)
紅羽(プロフ) - そふらさん» 修正させていただきました！ご指摘ありがとうございます (2020年5月12日 12時) (レス) id: 2776645614 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紅羽 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/yurinohana1/
作成日時：2020年5月10日 11時
