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同じ夢を見た ページ3
…また同じ夢を見た。
今日で何日目だろうか…
うん｡きっと数え切れないほど見ただろう。
あの声は一体誰なんだろうか…
そして､どうして私は泣いていたのだろう…
いつも同じところで起こされてしまう。
もう少しで…もう少しで名前を知れるのに…！
｢A！起きてるのー？｣
この声は……姉だ。
高校生の姉は私と違って美人だし､
スタイルも良いし、成績も良い。
本当に私の姉なのかと疑うほどだ。
｢はーい…起きてるよ…｣
｢じゃあ学校行ってくるねー｣
……え？学校？ちょっと待って。
今…何時…？
スマホの画面を見ると【７時４０分】と
言う数字が出てきた。
私が家を出なきゃいけない時間は…
たしか７時４５分…
｢やばい！！おおお遅れるー！！｣
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作者名：雪鈴乃 | 作成日時：2017年5月14日 10時
