『If………』mmab 2

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10.25 夜 帰宅後お風呂上がり


今日はね、彼女に選んだしデビューライブも終わったし いっぱい甘えてくれるはず！


「今から目黒が彼女を探しにいきま〜す
隣空いてますか？」


阿「……」


あれ、こない


「阿部ちゃーん 隣空いてない？」


阿「……あいて、っない… ふえっ、」


「阿部ちゃんどーしたの、？」


急に泣き出しちゃうから急いで駆け寄る


阿「っやらぁ ぎゅーしないで、…」


ギューってしようとしたらやんわり抑えられて俺が泣きそう


「亮平どうしたの？ ごめんだけどぎゅーだけはさせて」


肩を震わせる亮平をふわっと抱きしめる


阿「っひ、 っく…」


亮平の涙の理由がわからなくて抱きしめたままひたすらあやし続けること5分


阿「んっ、めぐ…」


「蓮ね なぁに亮平」


目元に残る涙の後を指で拭いながら務めて優しく聞いてみる


阿「ごめんね、急に泣いたりして……」


「大丈夫 泣いちゃった理由だけ教えて？」


そう伝えればやっと俺の背中に腕を回してきてくれて


阿「さっきの、こうじととってた動画…」


動画…？


「こうじがくっついてきたやつ？」


うん、って頷いてまた目をうるませる


「それが、なんかあった？」


もうなんとなく察しは着くけど亮平の言葉で聞きたい


阿「っ、… やだったの、」


なにが？ と顔を覗き込む


阿「っ…！ こうじにくっつかれて 蓮うれしそうにしてたからっ、」


うん、嫉妬してるのは知ってた笑


遠くから俺ら2人をじとーって見てる亮平がかわいくてにやついちゃったんだもん俺


「ごめんね 嫉妬してる亮平かわいかったんだもん笑 だからにやけちゃった」


まだ疑うような目で見てくるからむにっとほっぺをつまむ


「こうじからもすぐ離れたでしょ？」


阿「ひょうだけろぉ、」


むぅ、 って自分がかわいいのわかってやってるじゃん笑


「もうご機嫌直してよ 今日のこの時間のためにがんばったのに」


頬に口付ければ んっ、て甘い声を上げる


阿「んんぅ、 いっぱい甘えさせてくれる？」


「当たり前じゃん いっぱい甘えて」



亮平が疲れないように深すぎないキスをする


唇をはなせば目の前にはとろんとした顔




「かわい、襲っちゃいそ…」



小さい頭を抱え込むように胸に抱き寄せる



阿「蓮？」


「なぁに」


阿「ふふ 好きだよ」


「俺は大好き」



……


翌朝


阿「腰 いったぁい…！」


横から愛しい人のかわいい悲鳴が


今日は1日このお姫様の言いなりかも


end

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