『If………』mmab 2

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「ひとりでも大丈夫だから、ごめんねほんと 疲れてるのに俺なんかに付き合ってもらっちゃって 」


服を持って着替えに行こうとすれば
後ろからぎゅって抱きしめられる


目「俺なんかってなに？ 別に嫌々今日あべちゃんと一緒にいたわけじゃないよ 嫌だったら俺ん家連れてきたりしないし ひとりで居させるの心配だからってのもあるけど何より好きな人が困ってるのにほっとけるわけないじゃん」




だからそれじゃわかんないんだってば…


「好きって言ってくれてすごく嬉しい
俺も目黒のこと好きだから 今日も かわいい って言ってくれたり抱きしめてくれたりするのもほんとにほんとに嬉しかったの…でも、…」



あ、泣いちゃう、……




目黒side


帰ろうとするあべちゃんを引き止めたくて伝えるはずじゃなかった言葉まで口走ってしまった


男から好きなんて言われて気持ち悪がられるじゃん、って後悔してたのに
あべちゃんの返事は目を見開くものばかりで


途中で言葉に詰まったあべちゃんを覗き込めばぽろぽろ涙を零してた


「あべちゃん、？」


阿「でもっ…目黒は いつもの俺が好きなの？
それとも 胸があって身体も柔らかくて目黒より背もぜんぜん小さい女の子になったから好きになってくれたの…？」


そんなの前者に決まってる


「俺はいつものあべちゃんが好き、今のあべちゃんももちろんかわいいけど
頭が良くて優しくてあざとくて、誰よりもかわいい阿部亮平が好きなの 今の一時の感情とかじゃなくてずっと前から好き」


泣いてるあべちゃんを振り向かせて何度目かわかんないハグをする


阿「嘘じゃない…、？っぐすっ…」


「嘘なわけないでしょ 俺雑誌のインタビューで何度も付き合いたいひとにあべちゃんの名前挙げてる」


たとえ雑誌のインタビューだとしても嘘はつきたくないから毎回本心で話してんのよ俺は


「たしかにそうだね」って言って笑ってくれた


この流れで付き合ってくださいって言いたいところだけど今は言うべきじゃないと思う

真面目すぎるあべちゃんはまた不安になっちゃうだろうし

身体が元に戻ったらいちばんに伝えよう
俺が好きなのはいつものあべちゃんだしね




しばらくハグしたまま頭を撫でてあげれば涙も収まって落ち着いてきたみたい









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