『If………』mmab 2

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阿「もーやめてよ、冷たいじゃん…」


ちょっと睨んでくるけどぜんぜん怖くない笑


「ごめんごめん笑 耳冷やした方がいいらしいよ」


そう言って保冷剤を手渡す


阿「ありがとう ね、早くあけよーよ」


話し聞いてた？笑


「冷やさなきゃだめなんだって、ほら大人しくあてといて」


保冷剤を持つ亮平の手をとり耳までもってく


阿「〜っ、つめた…」


耳にあてたのを確認して自分も耳を冷やし始める




だんだん耳の感覚がなくなってきたからこれが正解なんだと思う


これで事前の準備は終わりなのか気になって調べ直してみるとマーキングをする必要があるらしい


しかも専用のペンで


「ね、亮平開けたいとこにマークつけなきゃらしいよ」


買いに行かなきゃかーって思ってたけど


阿「買いに行くの大変だしマークなしでいいよ」


失敗を恐れないのすごいな


「亮平がいいならいいけど笑」


そう言いながら洗面台から鏡を持ってくる


ピアッサーを手に取り鏡を見ながら
今、まさに開けようとしたその時…、、


阿「ね、まって！蓮がさきに開けるの？」


「俺がさきに開けるよ 亮平いきなりじゃ怖いでしょ？」


そう答えれば一瞬俯いて


阿「蓮のピアス俺が開けちゃダメ？」


上目遣いで聞いてきた


「えっ、任せるのちょっと怖いんだけど」


それでも、「おねがい！」って言うから


「わかったわかった、じゃーおねがい」


そう言って亮平の手にピアッサーを握らせる


左耳を亮平に向けて目を瞑る




なかなか予想してる刺激がこないから目を開けると


「ふは笑 どうしたの」


ピアッサーを握りしめて固まってる亮平


阿「蓮の開けたいんだけど痛い思いさせちゃったら…って思っちゃって、、」


かわいいな、もう


「こんなん誰がやっても痛いの変わんないから大丈夫 耳の感覚もどってきちゃうから、はやく」


左の耳朶にヒヤリとした感覚


この時点で冷やしてた耳はだいぶ感覚取り戻しちゃってて嫌な予感はしてた


阿「いくよ、…？」


不安気な目で見つめてくる亮平


また冷やしたいなんて言えないよな…笑


「ん、いーよ」






……



音で表すとまさに、 パチン て感じ


「……っ、たぁ…、」


経験したことの無い耳への刺激に思わず声が漏れる


阿「ごめっ、蓮！俺が下手だから……」


俺の声を聞いた亮平は目を○ませる


「ちょっと痛かっただけだから大丈夫
それに、もう痛くないよ、ありがとう」


ほんとはちょっとだけジンジンする




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