Can you keep it secret? 4 (ページ9)

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小5の運動会、

「きゃっ！！！」

ズザァァァァァーーー

徒競走で転んだときに

平「A！大丈夫か！！！
歩ける？ゴールできそう？」

応援席から走って迎えに来てくれて、

「足、痛いっ涙」

平「じゃあ、俺とゴールするぞ」

「えっ、ちょっと！しょう！！！」

立てない私をゴールまで抱えて走ってくれた

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小6のとき、

「痛いっ…

もう、やだ…なにこれっ涙」

初めての生理痛で苦しんでる私の横で、

平「これ、俺の上着羽織ってろ
俺、まだ勉強不足でよくわかんねぇけど、
温かくしてた方がいいってママが言ってた

あと、さすっててやるから、もう泣くな。」

「ありがとうっっ…うぅ…」

俺が痛くなればいいのにな、
なんて言いながら、ベットに蹲(うずくま)るわたしのお腹をずっとさすってくれた

毎月行われる、生理前の私からの理不尽な八つ当たりも、
「仕方ねーな笑」
「どんとこい！笑」
なんて、笑って受け止めてくれて、
いつも私の大好きなチョコとココアを用意してくれた

中学生になってからは、生理中の登下校の荷物は「無理するな」ってサッて持ってくれて、生理も何だか悪くないな…なんて思ってた

・

小学校の6年間
お母さんが帰ってくるまで、毎日一緒に待っててくれて

大きな犬からも、小さな蟻からも、
怖い大人からも、怒ったお母さんからも、
100メートル先の小さな石ころからだって、
いつだって守ってくれた。

「Aは俺のお姫様だから」

小学生の頃の紫耀の口癖だった。

いつも1番近くにいたのは紫耀だった

幼なじみ、

家が近い、

2人は仲がいい、

なんとなく周りから、
"私は紫耀の近くにいることが許されている" と思っていた

紫耀も私のことを誰よりも大切にしてくれていたから。

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