Can you keep it secret? 4 (ページ5)

今日:6 hit、昨日:18 hit、合計:15,852 hit

155 ページ5

.

香織「最近Aちゃん良く来るね笑
常連さん笑」

「保健室の常連なんて、なりたくないです…笑」

右足を氷水で冷やしながら、両膝の手当を受ける

香織「膝はともかく、足首は辛いね
しばらく松葉杖かなぁ…」

「ですよね…」

パンパンに腫れ上がった右足

氷水につけてるのに、ズキズキと痛む

香織「またお兄ちゃんのこと？」

「え…？」

香織「徒競走でここまでの怪我って…

走ることに集中してなかったんだろうなーって」

「あぁ…

まぁ、そうですね…お兄ちゃんのことも、考えてました…」

香織「前にも言ったけど、相談乗るからね
私で良かったらいつでも相談して？」

「ありがとうございますっ」

香織「じゃ、そろそろ足拭いて、テーピングしよっか」

「はい」

グルグルとテーピングが巻かれていく自分の足を見ながら、
お兄ちゃんも、たまにサッカーするために巻いてたなぁなんて、こんな時までお兄ちゃんのことを考えていた

・

香織「はい、おしまい！
どうする？授業あと20分だし、ここで休んどく？」

「いいんですか？」

香織「言ったでしょ？Aちゃんのサボりなら大歓迎って笑

それに、松葉杖初めて使うのに、グラウンドまで行ってたら着く頃には授業終わっちゃうと思うよ笑」

「それもそうですね笑
じゃあ、ここに居させてもらいます」

香織「りょうかい！
でも、前みたいに2人でお茶とかできたら良かったんだけど、あいにく今から出張なの。もう学校出なくちゃ行けないから、この部屋好きに使ってて」

「わかりました
ありがとうございました！」

香織「はーい
お大事に！」

相変わらず綺麗な香織先生は、爽やかに保健室を出ていった

それと入れ替わりに…

爽やかとは真逆の、汗を流した平野くんが保健室に入ってきた。

・

皆さん、評価ありがとうございます！
あまりの速さで評価数が25を超えたので驚きました。

次回は評価(お星様)が45個で更新させて頂きます。
しばらくお待ちください。