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13話 ページ14
少しあいつの事が心配だった
あれから私に会うのも辛いかと思い顔を出せずにいた
あんな風にしたのは私だから
だけど心配はなかったみたい
少し覗いたらいつも通り穏やかだった
肩を撫で下ろす瞬間私を呼ぶ声が聞こえた
私の担当だ__
『何か用？』
私の最大限の強がりだった
幸「やっぱり俺、命は渡さない。
前にも言った通り戻らなければならない場所がある。」
幸村は一瞬たりとも視線を逸らさず答えた
幸村は怒っているわけではなかった
だけど、とても怖く感じた
こんなことは今まで感じた事無かったのに
私はその気迫に怖気付き目を逸らした
私の強がりは彼の足元にも及ばなかった
きっとこの強がりは無意味なのだろう
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作者名：刹稀 | 作成日時：2021年8月12日 0時
