6人目のKnights No.2

【ハード？】 ページ47

衣装を頼んだ日からレッスンが始まった。


それはまぁ大変で。少しは動いてたつもりだけど
日頃からレッスンしているKnightsの皆に
ついていくので精一杯だった。





「それじゃ、ここらで休憩にしましょ」

「あ〜あ、疲れた、A膝枕して〜♪」

「ちょ、くまくん！！
　Aが一番疲れてるんだから
　今くらい我慢しなよねぇ！？」

『ごめん、凛月
　ちょっと今はきついかも…』




ごめんね、というと
仕方ないなぁ、今回だけだからねぇと
諦めてくれたらしく、司に抱きつきに行った

案の定、やめてください！凛月先輩！との声が。




「ははっ☆本当に元気な奴らだな！！
　Aを見習って静かになれ！」

「いや、疲れてるだけでしょ」

「そうよ、王さま？
　だって久々のレッスンだもの！」

『ごめんごめん、サボってたからかなぁ…』

「いいえ！Aお姉さまは、
　サボってなどおりません！！
　だって、あの時、私に指導してくださったとき
　動きは全く鈍っているように見えませんでした」




あ〜、あの時ね…いや、鈍ってたよ！？





「……そうだよ、A
　どうして、ス〜ちゃんだけに
　レッスンしたのかなぁ？」

「ちょっとお姉ちゃん嫉妬しちゃう！」




おっと、面倒くさい事を思い出してくれたみたい




『いや〜、それはね別に大した理由ではないよ

　ただ、司が、泉のレッスンから
　逃げてきたって言うから…それはまずいな…と』

「へぇ、よくわかってんじゃん
　当たり前だよねぇ、俺から逃げようなんてさ
　ただじゃ置かないってさ」

「セナレッスンから逃げたいよな！」

「貴方はいつもいないでしょう。
　私は数日間だけですから」

「日数なんて関係ないから」

『あのときは焦ったよ』




更に雑談と言うなの休憩が続きそうだったが
ナルが、始めましょ！と言ってくれたので
レッスンがまた始まった

普段は5人で構成されているKnightsの楽曲も
泉が6人で踊れるように構成を考え直してくれた

Knightsの持ち歌を歌うだけで精一杯なのに
レオが、Aのために曲作った！！とか
言い出すものだから、ソロ曲も歌うことになった
いや、嬉しいけども。レオが私のために作って
くれるなんて、とてもうれしいけど。




とてもハードになりそうだなと思った日だった

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