検索窓
今日:1 hit、昨日:0 hit、合計:7,005 hit

08* ページ8

「沖田さん、これ銀時のところに届けにいってくれませんか?」


そういって私が渡したのは、パックにつめて、袋にいれた団子。3本だけいれて、それを沖田さんに差し出した。隊服をあおぎながら私を見て、「旦那に?」と不思議そうに頭をかしげる。


「旦那とは知り合いなんですかィ」


「昔仲良かったんだよ。でもね、店に来てくれないの」


「また来るように行っときまさァ」


「うん、ありがとうね」


「んじゃぁ土方にツケといてくだせェ」と沖田さんは言い残し、体を翻して帰っていく。その背中に「ありがとうございました」と叫んだ。客足が少なくなってくる時間だ。店の奥に行って、涼む。一口お茶を飲んで、ハァァァアと大きなため息を吐いた。

今からまだ、一時間ほどは休憩が出来る。髪の毛を1つに束ね直して、メイクもし直して、よし。バッチリだ。

そのとき、店長が私を呼ぶ声が聞こえた。


「Aちゃーん!」


「はーい!」


「今日、知り合いから差し入れが入ってね。ロールケーキ、Aちゃんも食べないかい?」


「わぁ、おいしそう…………!」


食べますと言い、かぶりつくようにロールケーキを口に含んでいく。その様子に店長も苦笑していた。中にはフルーツも入っていてとても満足できるそんなロールケーキだった。

09→←07*



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (17 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
25人がお気に入り
設定タグ:銀魂 , 攘夷志士   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

kaya(プロフ) - いえいえ!これからも楽しみにしてます!リアルの方との兼ね合いも含め、頑張って下さいね! (2018年7月24日 16時) (レス) id: 504932b45f (このIDを非表示/違反報告)
希々杏(プロフ) - kayaさん» ありがとうございます。ここではあまりネタバレできないのですが、夢主は死んだことを知らないのです。更新マチマチで申し訳ないですが、後から分かるようになってきます。また何かありましたらコメントよろしくお願いします! (2018年7月24日 7時) (レス) id: 0f241632b6 (このIDを非表示/違反報告)
kaya(プロフ) - すごく不思議なお話ですね。夢主ちゃんは自分が死んだって自覚してるんですか?そこがすごく自分の中で曖昧で...「繋いでやる」等っていう台詞もあったので、沖田君も夢主ちゃんもわかってるんだろう、程度に思ってるんです。実際のとこどうなんでしょうか? (2018年7月23日 21時) (レス) id: 504932b45f (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:希々杏 | 作成日時:2018年7月5日 18時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。