〇きっと最後の「ありがとう」(橙×桃) ページ13
まちゅ×しめ
・蘭様リクエスト
・リアル設定
Side龍也
龍「ごめん、ほんっとにごめん…!」
合わせた両手の向こうで、床に座り込んだまつくが笑いながら首を横に振る。
事件が起きたのは……っていうか、俺がやらかしたのは、今から5分くらい前。YouTubeの撮影が終わって、よくやるノリで後ろからまつくの背中に飛び乗ったらまつくが床に倒れこんでしまった。
俺の体に潰されたみたいになってしまったまつくを見て、その場はちょっとした騒ぎになった。すぐ駆け寄ってきたメンバーに、俺は次々と頭を叩かれる。
如「しめ!前も行ったよね!?いきなりは危ないって!」
閑「さすがの松倉もケガするって。」
宮「松倉、大丈夫?足見せて。」
ちゃかがまつくの前にしゃがんで、ズボンをまくり上げようとする。
その時だった。
倉「だ、大丈夫!全然痛くないし!…ほら!」
ちゃかの手をかわしたまつくが、座ったまま足を持ち上げて空中でくるくる回してみせる。その動きがめちゃくちゃシュールで、みんながいっせいに吹き出してしまった。
海「お前、マジでウケるんだけど(笑)。」
安心したような顔で、笑いの引っ込まないままメンバーがまつくのそばを離れていく。でも俺は、罪悪感もあって最後までまつくから離れられなかった。
龍「まつく、立てる?」
倉「立てる立てる。ほんとに大丈夫だから、そんなガチで落ち込むなよ(笑)。」
そう言って笑いながら、俺が差し出した手を取る。そのまますぐに立ち上がるかと思ったけど、まつくはもぞもぞ動くだけでなかなか立てなかった。
倉「…あれ?う〜ん、もっかい……っ、よいしょっと。」
かなり気合を入れて、まつくはやっと立ち上がれた。でも、その瞬間のまつくの体重は明らかに右に傾いてて。
よく見なきゃわかんないくらい少しだけど、その後もずっとまつくの立ち姿は右に傾いていた。
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おさと(プロフ) - ユルピさん» ユルピ様、コメントありがとうございます!素敵なリクエストをいただき、ありがとうございました!よろしければ、最後までお付き合いいただけますと幸いです! (2022年11月27日 19時) (レス) id: 9a83433ded (このIDを非表示/違反報告)
おさと(プロフ) - るるちゃさん» るるちゃ様、ご無沙汰しております!もちろん覚えております!!素敵なリクエストを、本当にありがとうございました。読み返していただいていたとのこと、本当に嬉しいです。最後までお楽しみいただけるよう頑張りますので、今後ともお付き合いいただければ幸いです! (2022年11月27日 19時) (レス) id: 9a83433ded (このIDを非表示/違反報告)
ユルピ - 如恵留くんのリハビリのお話見ました!とても感動的で心が暖かくなりました!この小説が最後になるのは寂しいですが、残りも頑張ってください! (2022年11月26日 20時) (レス) @page27 id: 05904f8bd6 (このIDを非表示/違反報告)
るるちゃ(プロフ) - 楽しみになっていました。暇な時に何回も何回も読み直し〜なども良くやっていました(笑)今後もそれを続けていきたいと思います。残りの作品を目一杯楽しみます。本当に本当にこの作品が今までにないくらい大好きです。おさとさんありがとうございました!! (2022年11月26日 20時) (レス) id: 08c89fe430 (このIDを非表示/違反報告)
るるちゃ(プロフ) - 久しぶりに見させて頂きました。覚えているかは分かりませんが何回かリクエストさせて頂いた元「kai」「海輝」という者です。久しぶりに占いツクールを見てこの作品に辿り着いたのですが終わってしまうと思うと凄く寂しいです。沢山リクエストさせて頂いて毎日の (2022年11月26日 20時) (レス) id: 08c89fe430 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:おさと | 作成日時:2022年11月12日 16時