【文スト】噛みつき愛。

#あとがき ページ50

作者の白氷です。

本作は此処で一区切りつけさせました。



元々は先行きの判らぬ構成で執筆していました。要するに思いつきです。予想以上の方々が気に入ってくださった事が何よりも嬉しいです。




▽簡単な解説




マフィアという世界で死の答えを探すA。
勧誘され入り沈んだ世界。見つかる確信も無いと薄々本人も気付き始めていました。




エリス(森さん)が何故彼女の居場所を変えたのか。


其は太宰と重ねていたからです。

彼と接触させることで彼女を動かそうとしていたのでしょう。




一方、森さんらの思考通り生きる理由を探す太宰が接触を何度も、幾度もしています。



度重なる接触の末にAは
”自分が彼をマフィアに居させる存在と成っているんじゃないか”と内心葛藤が芽生えていました。



其の裏には彼を救いたい。傍に居て欲しい…＿＿…関心を示さなかった彼への欲が矛盾と化して自分を苦しめる結果に。



太宰は最初から彼女を狙って捕らえる気満々でした。





彼女の心に自分を残したまま光ある道へ歩んだ彼。




数年後に彼女と再会しますが、

残滓のある目。自らつけたと思われる包帯。その下の肌には傷口が。

作中では述べられていませんが、
太宰は変わってしまった愛する彼女に自分を責めていました。





救ってくれた彼女の為に黒の道から引き揚げ、彼も又彼女を光ある道へ歩み諭しました。…嘗ての友人が指し示したように。





シャチの小細工は光在るところでしか、

映えない物ですからね。












……その後、

彼等が先が見えぬ光の世界でどのように生きていくのでしょうか。









…解説が長く成りました。

此処でもまた一区切り、ですね。



途中でも最後までも読んで下さった方々。



更新が不安定なものでも最後までお付き合いしてくださり、ありがとうございました。


次回作でまたお会い出来ることを楽しみにしています。






2021 12.14

白氷

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