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___なんていうことを。
良い子にしろとは云ったがそう素直にはいかない二人だということを改めて現実に突きつけられました。
__[探偵社を巻き込めば大騒動なのは目に見えるね?なら今すぐ戻ってきてお願い。]
もはやお願いと言われました。
ポートマフィア首領に泣きそうな声出されては堪りません。
探偵社の皆さんの所へ戻ると、
事件が起こります。
受話器を片手に中島君が叫びます。
「芥川から貴方宛に電話です!!」
ぎょっとその場に戦慄とした空気が走ります。
嫌な予感が止まりません。
耳に当てる前に衝撃が聞こえてきますね。
[Aさん何故この方々から離れたんですか、これでは横浜が更地になりま__]
[芥川先輩後ろです!!]
[はいはいその異能ストップ。]
[電話貸せ!!]
聞こえる雑音に壊れる物音、叫ぶ声。
聞きなれた声が電話越しに段々と貴方は頭を抱えます。
つんざくような音が響き、切れる電話。
同時刻で探偵社の窓から見える硝煙。
探偵社の皆さんの視線が痛いです。
___…すぐ動きましょう。
探偵社の方々が止める声を背中に硝煙が立ち込める場所へ駆け出します。
現場に確認するなり腕を組みます。
仁王立ちとはこの事でしょう。
重力で壁、地面、
さらにはゴミ箱へ押さえつけられる黒蜥蜴の人々。
包帯を利用して後ろから足を引っ掛けられた挙げ句には
背中につけられた足による重力操作。
そこへ指一本で無効化され、
身動きの取れない芥川君もその一人です。
双黒の貴方を認知すると
親鳥を見つけたように
名前を呼ぶ声が遠く感じます。
そんな処ではないのです。
二人とも此方へ来なさいと越させましょう。
「君を探してたんだよ。なのに外出たら邪魔してくるからしさぁ、」
「手前何処行っていた。
何もされてないよなぁ、」
何も知らない二人は素直に歩いて来ます。
顔には安堵の表情です。
重力操作は変わらず続けられていますね。
しかし二人の表情はすぐにひきつります。
貴方の顔を見るなり
「待ってそんな怖い顔しな__」
本能的に逃げようとする二人の手首を掴みましょう。本当は実力行使したくはないのですが
___ガツンッ!!
「っ、ぁぁッ!!」
「い”で”っっ!!」
悪い子には拳骨です。
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聖良(プロフ) - 初コメ失礼します。この作品とても好きです。更新頑張ってください。ずっと応援しています。 (2023年1月15日 11時) (レス) @page47 id: 6b3156758f (このIDを非表示/違反報告)
白氷(プロフ) - 三斗(トリップ願望者)さん» ゆっくり更新ですが、気長に待ってくださると嬉しいです…!ショタは永遠です。これからも【双黒の育て方】をよろしくお願い致します! (2022年8月15日 21時) (レス) id: 390407dfce (このIDを非表示/違反報告)
白氷(プロフ) - まるさん» お久しぶりです。なかなか更新できる時間が少なく、更新を滞っていました……全部見直してくれるだなんて本当に嬉しいです。更新気長に待って下さい…! (2022年8月15日 21時) (レス) @page45 id: 390407dfce (このIDを非表示/違反報告)
三斗(トリップ願望者) - また更新してほしいです。推しのショタって神ですよね(´∀`*)ウフフ (2022年7月30日 1時) (レス) @page43 id: 50d700a5ed (このIDを非表示/違反報告)
まる - お久しぶりです!最近はなかなか更新の連絡がないので少し心配でした(-_-;) いま、全部見直してきた所なんですが、やっぱり神ですね。死ぬほど神です。更新永遠に待ってます (2022年7月4日 23時) (レス) @page43 id: 5775e80e82 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:白氷 | 作成日時:2021年10月23日 17時