【文スト】双黒の育て方。

挨拶の教え方 ページ1

＿＿挨拶は社会、家庭においてでも必須な基本的習慣である。





朝起きたらおはようですよね。






｢＿＿青鯖起きなきゃ潰す。｣






ですが最初に起きる中也君はこの一言が挨拶です。なんて言葉使いが荒いのでしょう。

さすが元ポートマフィア五大幹部です。








隣で布団に潜ってもぞもぞと朝に弱い太宰君を蹴り飛ばす彼をまず止めるのが貴方の最初の日課です。





怒られ、しょぼくれる彼にこのタイミングでしっかり教えましょう。







『おはようをまず言わなくきゃ。
おはよう、中也君。』







と微笑を携えば彼は簡単に何故か頬を染めます。理由は知りません。


少し目を逸らし、控えめな声で







｢…おはよう、A。｣







と言ったら直ぐに褒めましょう。

よくできたねと頭を撫でてやれば顔をさらに赤くさせ嬉しそうに柔和な笑顔を見せてくれます。






其処へ勢いよく布団から飛び起きた太宰君がさせるか、と貴方に抱きつきます。


思わずその勢いに身体が敷いてある布団に倒れます。








｢Aおはようっ！｣







太宰君はにこにこと可愛らしく笑って挨拶をしてくれました。どうやら彼に教える必要はないようです。


寝癖ついている髪を撫でてやると嬉しそうに撫でる貴方の手をとって頬擦りしてきます。







可愛いですね。


見てください、そんな貴方達の姿を見て中也君が黙っているわけがありませんね。







｢何Aに抱きつき倒してんだ！

離れろ！｣


｢べぇ｣









頬を赤くさせたまま怒る中也君に、


舌を出して口喧嘩へと発展し、仲裁するのはまた毎日の日課です。

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