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光side
「ただいま〜」
長い学校が終わり、家に帰ると玄関に2つの靴、誰か帰ってきてるな。
高「おかえり〜」
「お、帰ってたんだ」
ゲームでもしてたんだろうな、椅子に座り携帯をいじっていた高木が画面から俺に視線を移す。
リビングには珍しい人が1人。
ソファに目をやるとあいつが体育座りをしながら顔を膝に埋めていた。
「寝てるの?」
高「そうみたい。俺らの学校今日は昼過ぎまでだったから早く帰ってきたんだけど、俺が帰ってきた時にはあの状態だったよ」
え、じゃあずっと寝てるの?
「寝すぎじゃない?」
高「そうなんだよね〜。呼んでも起きないし、昼ご飯も食べてないと思うよ」
”俺を、殺してよっ!”
彼を見ると昨日の姿が頭に浮かぶ。
また彼の言葉が頭にリピートされて離れない。
俺は気にしないと頭を振って紛らわして、彼に近づく。
「ねえ、そろそろ起きたら?ご飯食べないの?」
そう言っても起きる気配はないし、ピクリとも動かない。
「ちょっと…起きろよ」
意地でも起こしてやろうと彼の肩を揺すり声をかける。
するとゆっくりと彼の身体が傾いてソファに横になるように倒れてしまった。
「え、ちょっと…」
伊「っ……はぁ………、はぁ……」
倒れた彼の顔は真っ赤で目を固く瞑りながら肩で息をしている。
「ちょ、高木。こいつめっちゃ熱いよ!」
本当!?なんて言いながら高木も慌てて来る。
「ねえ、大丈夫?聞こえてる?」
伊「はぁ……ん……はぁっ…」
こいつの首筋に手を当てると相当高い熱が伝わってくる。
高「ねえ、ベッドに寝かせたほうがいいんじゃない?」
「そうだね。ねえ、歩ける?部屋まで行こう」
そう言ってもぐったりしてて動く様子はなく、ただ荒く呼吸を繰り返すだけ。
高「これ、やばいんじゃない…?」
反応もあまりなくて辛そうにするばかりだから、俺たちは焦ることしかできなかった。
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緑と青の真耶華(プロフ) - 更新楽しみにしてます^ ^ (2018年2月10日 19時) (レス) id: d7dd0026d0 (このIDを非表示/違反報告)
あいす。(プロフ) - 更新ありがとうございます!これからも、チーズケーキさんのファンです!作品も大好きですっ★こちらこそ、お願いしますね(*^^*) (2017年9月12日 21時) (レス) id: b9cecfea1a (このIDを非表示/違反報告)
チーズケーキ(プロフ) - あいす。さん» あいす。さんお返事遅くなりすみません(>_<) 放置気味なのに見にきてくださってるなんて感激です( ; ; )書く意欲がでます!これからもよろしくお願いします☆ (2017年9月12日 21時) (レス) id: 3d28ec6876 (このIDを非表示/違反報告)
あいす。(プロフ) - すごく面白いです!いつも、更新されてないかな?って見に来てます!これからも頑張ってください!応援してます! (2017年8月27日 21時) (レス) id: b9cecfea1a (このIDを非表示/違反報告)
チーズケーキ(プロフ) - ひなたさん» ひなたさんコメントありがとうございます(>_<) 更新止まっているのに応援していただき本当に感謝です( ; ; ) 近々更新出来ると思いますのでこれからもよろしくお願いいたします☆ (2017年8月16日 21時) (レス) id: 3d28ec6876 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:チーズケーキ | 作成日時:2017年6月15日 23時