虹色

パニック発作 ＊有岡＊ ページ46

＊もっちぃさんリクエスト＊
有岡×BEST

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伊野尾side


今日の仕事はBESTでの仕事だけ。


仕事って言ってもそろそろツアーが始まるからBESTコーナーをどうするかっていう話し合いをする。


会議室に案内された俺らは話し合いを始めるまでにわちゃわちゃと他愛もない話をする。


何分かしたところでスタッフさんも全員集まったから話し合いが始まった。


八「今回はどんなのにしようか」


有「今回はかっこいい感じがいいよね〜」


みんなでいろいろな意見を出しながらテーマとか、曲はどんな系統のがいいとかいい感じに決まっていく。


だいたい決まったところで少し休憩をしようってことになって、さっきまで真剣だった空気が少し緩くなる。


伊「あ〜疲れたぁ」


俺が思いっきり伸びをすると隣にいる大ちゃんに笑われた。


有「伊野ちゃん伸びすぎ」


ふふと大ちゃんが笑う。


ス「ちょっと来てもらっていいですか、急ぎで！」


大ちゃんと笑いあっていると1人のスタッフさんが慌てた様子で会議室に入って来た。


どうやらどっかのスタジオでトラブってるみたい。


ここに居たスタッフが何人か急いで会議室から出ていく。


バンッ


みんな急いでいるからか会議室のドアが勢いよく閉まって少し驚いた。


それは大ちゃんも同じみたいでビクッと肩を震わせた。


伊「何か大変そうだね。って大ちゃん？」


何だか怯えたような顔をした大ちゃんが膝の上に置いた手をぎゅっと握っている。


有「え？あぁ…なんでもないよ」


伊「そう？」


少し気になるけど大ちゃんがそう言うならまぁいっか。


それから何分かしてスタッフさんも戻ってきたところで話し合いが再開する。


薮「ここはもっとこうしたほうが…」


高「こんな衣装どう？」


順調に進んでいきコーナーのイメージが湧いてきてツアーを迎えるのが楽しみになってきた。

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