虹色

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中島side


半分ほど撮り終わり、一旦休憩。


またロケバスに戻って、昼ご飯を食べる。


スタッフさんからもらったお弁当を開けて食べ始めた俺と光くんなんだけど、圭人は蓋を閉めたまま。


八「圭人食べないの？」


岡「なんか…怠い…」


圭人はそのまま沈み込むように椅子に丸まって目を瞑ってしまった。


八「どしたの？」


中「圭人熱でもあるんじゃない？」


そっと圭人のおでこに触れると異常な熱さが伝わってくる。


中「うわ、本当に熱あるよ」


岡「うそ…」


自分で気づいてなかったんだ。


八「圭人キツイだろ？ロケやめた方がいいんじゃない？」


岡「いい…はぁ…やるよ…」


大丈夫かな…


そのまま昼休憩が終わるまで、圭人はずっと辛そうに眠っていた。


起きた頃には立ち上がるのもしんどそうで、熱も上がってるっぽかった。


それでも圭人はやるって聞かなかくて、そのままロケがまた再開された。





ス「はい、カット！OKです！今日は以上になります」


そのままロケを続けて、無事取れ高もいいみたいで無事ロケが終わった。


撮影している間も圭人が心配でしょうがなかった。


終わった瞬間、圭人が俺にもたれかかってきて、慌てて支えてあげる。


中「圭人大丈夫？ほら、すぐバス戻ろう」


岡「はぁ…はぁ…ごめんね…」


八「お前、こんな熱でよく頑張ったな」


自分で歩けそうになくて、肩を貸してあげながら一緒に歩く。


椅子に座らせてあげて、また圭人のおでこに触れると先ほどよりだいぶ熱くなっていた。


中「やばいね…相当高そうだよ」


熱のせいか、圭人の頬は赤く染まっていた。

3→←高熱 ＊岡本＊

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