虹色

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有岡side


有「薮くん？薮くん大丈夫？」


薮「はぁ…はぁ…大丈夫だって…」


こんなに辛そうなのに大丈夫って聞かない薮くん。


今日は遅れて来てたから朝から体調悪かったのかな…気づかなかった…


薮「はぁ…ごめん…はぁ…はぁ…」


そう言って机に突っ伏して辛そうに目を瞑ってしまった。


俺はそんな薮くんの背中をさすってあげるけど、薮くんの背中からはすごく熱い体温が伝わってくる。


有「熱いよ…無理しすぎ」


知「宏太大丈夫？」


岡「薮くん辛そうだね…」


有「んー…すごい熱いんだよね。これ結構あるよ、熱」


JUMPの大黒柱的な存在の2人が一気に体調崩すなんてなんか不安。


向こうでは光くんが心配そうに見てるけど、身体が思うように動かないんだろうな。



さっきから伊野ちゃんと高木が普段見せないようなスピードで動き回ってるけど何してるんだろ。


伊「飲み物っ！買ってきた！」


高「何か、何していいか分かんなくて、とりあえずスタッフさんがタオルくれたから濡らして来たんだけど…」


普段なら座って携帯をいじっている2人が焦りながら言うから笑ってしまう。


有「2人とも焦りすぎじゃない？」


そう言いながらクスッと笑ってしまう。


高「いや、だってさ2人ともだよ？焦るじゃん」


まぁ、俺もさっきまで焦ってたけどね…


そんな事を話している間に薮くんは眠ってしまったみたいで、浅い呼吸をしながら寝息を立てる。


中「まだ機材が治らなくてもうちょっと時間あるみたい！」


岡「医務室の人に相談したら熱が高そうだったら連れて来てだって！」


みんなが焦りながら言うから何か俺が逆に冷静になっちゃうよ…

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