虹色

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薮side


車の中でも辛そうにする伊野尾。


逆にみんなにバレずにしてた方がすごいわ…


薮「伊野尾？着いたよ？鍵出せる？」


伊野尾の部屋の前まで来て、寝ぼけているのか熱のせいなのかぼーっとしている伊野尾に言う。


伊「ん…ちょっと、待って…」


伊野尾が鍵を開けて部屋に入る。


すぐに寝室のベッドに横にならせてやる。


伊「やぶ……寒い……」


薮「寒い！？ちょっと、待ってな」


近くにかけてあった伊野尾のパーカーを着せてやる。


寒いってことはまだ熱上がるってこと？
熱のことなんて全然分かんないし…


薮「冷却剤ってあるのかな…」


伊野尾の家の冷蔵庫を覗いてみたけどそんなのなさそう。


薮「伊野尾ー…冷却剤ってある…って寝てる」


伊野尾1人にするのも心配だからタオルを濡らして伊野尾のおでこに当てる。


無理すんなよなー…




あれから夜になり、思った通り伊野尾の熱はピークに達してる。


熱が高すぎて寝れないみたい。


伊「はぁ…や、ぶ……暑い……」


薮「暑いなー…頑張ろうな」


頻繁におでこのタオルを変えてやる。


伊「んー……」


何度も寝返りを繰り返して唸り声をあげる伊野尾。


汗をいっぱいかいて寝苦しそう。


薮「伊野尾？寝れない？」


伊「ん…頭ズキズキして…なんか、ふわふわする…」


そりゃこんなに熱が出てたらそうなるよなー…


こんなんで何か変わるとは思えないけど、伊野尾のお腹をトントンてしてやる。


しばらくしてやって気づいたら伊野尾の寝息が聞こえてきた。


あ、寝れたんだ、よかった。




次の日、起きると伊野尾の熱はすっかり下がっていて元気になっていた。


伊「昨日の薮、かっこよく見えた！ありがとね〜」


昨日の俺だけかよ。


そんなにこにこする伊野尾を見て安心した。


熱下がってよかったなぁ、伊野尾。


end.


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みゅうさんリクエストありがとうございました(＾_＾)
いかがでしたでしょうか？4話までですみません( ; ; )


新作のアンケートしてくださった方、ありがとうございます( ; ; )

期限は明日の夜の12時までにしたいかなと思っています！
よろしくお願いいたします(＾_＾)

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