四十九話 ページ1
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ネットニュースでは、エベレストの標高が変化したことが大々的に掲載されていた
標高の変わる仕組みや、今後どう変わるかなどを具体的にグラフで表しており、わかりやすいものだった
俺はそれを食い入るように見る。
《12月に挑戦する天神Aさんがもし登頂成功すれば、エベレスト記録更新後初の登頂となる》
そう書かれていた
もし登頂すれば、登山の歴史に名を刻む。そう考えると、たまらなく興奮した
それと同時に、爆豪の態度を思い出す。
爆豪はエベレストの話をする度に不機嫌そうにする。俺は、その事が引っかかっていた
エベレストに登る期間はとても長い、俺みたいなそこそこの経験者でも、1ヶ月は少なくてもかかるだろう。
爆豪はもしかしたら寂しいか、心配しているのかもしれない
『ふふーん、爆豪も意外と可愛いところあるんだな〜』
そう思いながら、俺は眠りについた
ーーー
数ヶ月後
『爆豪、今日が今年最後のデートってわけだけど、どこ行くの？』
今日はエベレストに登る前の最後のデート、爆豪からは"山に登る準備をしろ"とだけ言われた
俺は言われたまま、赤いウィンドブレーカーを着て、登山用リュックを背負いながら爆豪の家に向かい、玄関でそう話した
「着いてこい」
爆豪はそれだけ言うと、ズンズンと歩いていく。俺はそれに着いていった
山の指定がなく、1日しか予定を設定していないのでとりあえずは軽装備で来てみたが、正解だっただろうか
駅に着くと、切符を1枚渡され、俺は値段表示を見て看板と照らし合わせる
『ここって……』
「おい、モタモタしてンと電車行っちまうぞ」
『あ、うん……！』
俺は急いで改札を通り、ホームに向かった
その目的地は、俺たちが初めて出会った山の最寄り駅だった
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パインアメ(プロフ) - この作品を読み終えた者です。すごく感動しました！こんなに素晴らしい作品をありがとうございます😩🫰🙇♀️もうほんとに、最初から最後までエモかったです🥲 (1月1日 8時) (
レス) id: e9cfe4dc1d (このIDを非表示/違反報告)
冷夏(プロフ) - くもくもさん» コメントありがとうございます😊🙏すごく褒めて貰えて嬉しいです✨是非最後までご覧下さいね💕︎ (8月30日 23時) (レス) id: 0d9cd0d586 (このIDを非表示/違反報告)
くもくも(プロフ) - めちゃくちや好きです…こんなにも素晴らしい作品を本当にありがとうございます。好みにぶっ刺さりました！本当にありがとうございます。 (8月30日 0時) (レス) id: 702007f6f6 (このIDを非表示/違反報告)
冷夏(プロフ) - スイレンさん» コメントありがとうございます！毎日ご覧頂きありがとうございます！これからも投稿頑張りますね！ (8月18日 18時) (レス) id: 0d9cd0d586 (このIDを非表示/違反報告)
スイレン - 遅くなってしまい申し訳ないです。続編ありがとうございます！毎日楽しみに見させていただいてます！ (8月17日 0時) (レス) id: 1465516475 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：冷夏 | 作成日時：2023年8月14日 23時
