・ ページ3
『……あっちの部屋でいい？』
解放軍のところに戻ると、俺はコンプレスと死柄木にそう聞いた
「適当にしろ、空いてる部屋ならどこでもいい」
『分かった』
俺は返事をして、燈矢を抱えながら奥の部屋に入った
ベッドの上に寝かせ、手足をロープで縛り付け、目隠しをした
これでもう大丈夫だろう
燈矢の顔は幼い時とあまり変わっていなくて、かっこいい
頬を撫でると、燈矢の指先が微かに動いた、起きたのだろう
「こ、ここは……？」
『ヴィラン連合って言ったら…通じる？』
すると燈矢は個性である炎を出そうとしていたが、動きが止まった
「その声…もしかして……A？」
『……うん』
「なんでこんなところに……」
『燈矢を誘拐しろって頼まれてね、断れなかった』
俺はそう言いながら、燈矢の目隠しを取った
燈矢は驚いている様子だったが、特に何かを言うわけでも無かった
少し沈黙が続いた後、燈矢が口を開いた
「……この組織に入ってるの？」
『……うん』
俺は目を逸らしながら答える
再び会話が途切れてしまった
燈矢は何を言いたいのだろうか？ 俺がここに居ることを怒っているのだろうか
「ねぇ、A、顔見せて」
俺は燈矢にそう言われ、フードとマスクを外した
その瞬間、頬を持たれて、口を無理やり合わせられた
突然の出来事に驚きながらも、必死に抵抗する
「んッ！……ふぅっ……」
息ができないほど深いキスが続く
ようやく離された時には俺は肩で呼吸をしていた
『いきなり何すんの……！！』
俺は顔を真っ赤にして怒鳴った
すると燈矢は、真剣な表情で俺を見つめていた
「俺さ、ずっとAの事好きだったんだよ、頭おかしくなるくらい毎日考えてさ
それがある日突然急に現れたら、こうしたくなるよ」
すると今度はぎゅっと抱き締めてきた
「これからはずっと一緒だよ、どこかに離れたら、今度こそ俺、おかしくなりそう」
そう言って、俺の口に、今度は触れるだけのキスをした
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 88人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
らཽらཽ - 23歳の時に自殺しようとする時に助けるヒーローとうやくんを見たいです‼️その後イチャイチャｴﾁとかも、 (1月5日 16時) (
レス) id: 8c53f6750f (このIDを非表示/違反報告)
らཽらཽ - いつも作品拝見させていただいています。リクエストです。長男くんが逆行して、あり日間違ってとうやくんに入院されるくらいの怪我をやってしまって、一生のこる傷にるってのを聞いて、鬱病になって部屋に引きこもって、 (1月5日 16時) (レス) id: 8c53f6750f (このIDを非表示/違反報告)
ゆき - あの、今ってぷらいべったーをフォローしないとお話って見れなくなってますか？更新頑張ってください！ (7月30日 12時) (レス) id: d7ee6aa33c (このIDを非表示/違反報告)
チャーハン炒め - いつリクエストなんですが、個性事故で13さいくらいで記憶がなくなったヴィラ長男と元々女のヒーロー燈矢くんで妊娠しないと出れない部屋に行ってしまう話をお願いします。🙏これから気温がお熱くなると言うので体調に気おつけください🙇 (7月21日 21時) (レス) id: cb97f5d76d (このIDを非表示/違反報告)
ぬこ忍者 - コメント失礼します。いつも素敵な作品ありがとう御座います。リクエストです。潜入調査中の燈矢くんが女の子と歩いてたら、長男が見ちゃって、長男が家出しちゃうお話をお願いします (7月2日 15時) (レス) id: cb97f5d76d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：冷夏 | 作成日時：2023年1月18日 15時
