8話 ページ10
燈矢と祭りの約束をした日の夜、私は祭りの最終打ち合わせに参加した
将来は私もこういう行事に携わることになる、今のうちから見て覚えないと、、、
私はそう思いながら、大人たちの会議を聞いていた
「今年の花火も盛大にやるらしいぞ、楽しみだ」
「火はうちの宝だからな、Aも楽しみにしておけ〜！」
そう私たちの方に向ける大人たちの顔は、とても嬉しそうで、私も前日からわくわくした
ーーー
次の日
屋台の準備を終え、私は浴衣のまま、瀬古杜岳を登った
浴衣で山道は少し厳しかったのか、若干時間がかかったが、なんとか衣装を汚さずにいつもの広場まで迎えた
「わ！Aちゃん！綺麗！！！」
燈矢は私の服装を見た瞬間、笑顔を振りまきながらこちらに駆け寄ってきた
その笑顔だけで、ここまで山登りした疲労感が一気に取れた
『ありがとう、、、うれしい、、、』
私は思わず笑みを浮かべて彼に礼を言う
すると彼はまた満面の笑みを見せた後、「似合ってるよ」と言ってくれた それだけでも、私は幸せだった
ーーー
その後はいつも通り、燈矢の訓練を見学していた
『すごい、、、！前より火力上がってる！』
「ほんと、、、！？」
彼の炎を見つめているうちに、気づけば日が暮れようとしていた
そろそろ祭りが始まる時間だ、そう思い、私は立ち上がった
『そろそろお祭りに行こっか、、、！』
空に登る蒼炎が消えて、燈矢は私の方を見た
「うん、、、！行こっか！」
山を降りようと足元を見るが、暗くてよく見えなかった
「手貸して」
燈矢は私の方に手を差し伸べ、私の手を掴む
『、、、！？』
私はその行動にドキドキしながらも、その後ゆっくり下山した
私たちは一緒に祭りの会場に向かった
会場に着くと、すでに多くの人で賑わっていた
『人多いね』
「そうだねぇ、、、俺から離れないでね」
『うん、、、！』
その後、私たちは輪投げを楽しんだり、焼きそばを買った
そして最後に、ある場所へ向かった
毎年、この祭りの最後のイベントである花火大会
穴場である神社の裏の林に向かい、そこから打ち上がる花火はとても綺麗なのだ
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冷夏(プロフ) - ただのらーめんさん» コメントありがとうございます！褒めて伸びるタイプなのでとても嬉しいです♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡ (6月2日 22時) (
レス) id: 0d9cd0d586 (このIDを非表示/違反報告)
ただのらーめん - ほわぁ､､素敵です!ほんとに素敵､､ありがとうございます! (2023年3月25日 22時) (レス) @page45 id: bbdd29e3b1 (このIDを非表示/違反報告)
冷夏(プロフ) - 笹さん» コメントありがとうございます！お褒めの言葉嬉しいです！フォローありがとうございます！ (2023年2月2日 11時) (レス) id: 0d9cd0d586 (このIDを非表示/違反報告)
笹(プロフ) - 素晴らしいお話を読ませて頂きありがとうございます…！！今から他の作品も読ませて頂きます…！！フォロー失礼します！＜(_ _)＞ (2023年1月15日 23時) (レス) @page46 id: 67a56dbc5b (このIDを非表示/違反報告)
冷夏(プロフ) - コム＠やる気帰ってこいさん» コメントありがとうございます！夢主がどうなったのかはご自由にご想像してくださいね！！！ (2022年11月17日 20時) (レス) id: 0d9cd0d586 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：冷夏 | 作成日時：2022年10月4日 17時
