4話 ページ6
次の日
今日も瀬古杜岳に行くと、燈矢が個性訓練をしていた
私に気づくと笑顔で手を振る
私はそれに振り返すように手を振った
『今日も訓練してるんだ、熱心だね』
「うん！Aちゃんこそ来てくれてありがとう！！」
それから燈矢の個性訓練を見たり、火傷の軽い応急処置をしたりした
燈矢の白い腕から、綺麗な紅い炎が巻き上がる所は、ずっと見てられた
その度に、やっぱり燈矢って凄いなと思う
だが、そんな燈矢にも弱点がある、それは、自分の体と個性があまり合っていないという所だった
肌が若干赤くなり、白い肌だからかより目立っていた
『凄い、、、やっぱり燈矢はずっと出すよりも溜めて一気に出す方がいいかも、、、
エンデヴァーの赫灼熱拳も確かそんな感じだった気がする』
「溜める、、、なるほど、、、」
そう言うと、燈矢は嬉しそうな顔をしていた
どうやら燈矢は褒められるのが好きらしい
エンデヴァーはなかなか認めてくれないらしいから、その分、私が褒めたい
それからは毎日のように瀬古杜岳に通い、燈矢と一緒にいた
ある日、いつものように訓練をしていた時
家の氷を持ち出して、山を登ると、燈矢がもう訓練を始めていた
相変わらず真面目だ、、、なんて思いながら岩に座ろうとした時
『あたっ、、、』
燈矢の炎が風に乗って、私の腕に当たった
驚いて声を出してしまったが、腕はちょっと赤くなった程度だった、儀式でよく炎を使うから、慣れっこだ
「Aちゃん、、、！！！
本当に、、、ごめんね、、、」
『いいよ全然、今日は氷いっぱい持ってきたし』
そう言うと、燈矢が私の持っているバケツに入った氷を1粒取りだして、私の腕に当てた
「お願い、、、嫌いにならないで、、、お願い、、、」
燈矢は必死に私の腕に氷を当てた
『こんなの大したことないよ、びっくりしただけ』
自分の方が大きなやけどなのに、なんでこんなにも大袈裟な反応ができるのだろう
私は疑問に思いながらも、燈矢に腕を冷やされた
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冷夏(プロフ) - ただのらーめんさん» コメントありがとうございます！褒めて伸びるタイプなのでとても嬉しいです♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡ (6月2日 22時) (
レス) id: 0d9cd0d586 (このIDを非表示/違反報告)
ただのらーめん - ほわぁ､､素敵です!ほんとに素敵､､ありがとうございます! (2023年3月25日 22時) (レス) @page45 id: bbdd29e3b1 (このIDを非表示/違反報告)
冷夏(プロフ) - 笹さん» コメントありがとうございます！お褒めの言葉嬉しいです！フォローありがとうございます！ (2023年2月2日 11時) (レス) id: 0d9cd0d586 (このIDを非表示/違反報告)
笹(プロフ) - 素晴らしいお話を読ませて頂きありがとうございます…！！今から他の作品も読ませて頂きます…！！フォロー失礼します！＜(_ _)＞ (2023年1月15日 23時) (レス) @page46 id: 67a56dbc5b (このIDを非表示/違反報告)
冷夏(プロフ) - コム＠やる気帰ってこいさん» コメントありがとうございます！夢主がどうなったのかはご自由にご想像してくださいね！！！ (2022年11月17日 20時) (レス) id: 0d9cd0d586 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：冷夏 | 作成日時：2022年10月4日 17時
