41話 ページ43
燈矢はそう言って、私の背中を押した
私は燈矢に押されるまま、バーの奥へと進んでいく
「入るぞ」
燈矢はそう言い、ドアノブに手をかけ、扉を開いた、、、すると、中には数名の男性と、女の子が座っていた
「わあ！かあいい女の子！お名前はなんて言うんですか？私はトガヒミコ！」
トガと名乗る少女が話しかけてきた
私はそれに答えようと口を開くと、隣にいた燈矢に遮られた
『せ、瀬古杜 A、、、です、、、』
「へぇ〜！！かあいい名前ですね！よろしくお願いします！Aちゃん！」
「荼毘、そいつが例の奴か？」
「あァ」
私はどうしたらいいのか分からず、下を向いて黙り込んだ
すると、後ろの扉が開いた。
「こんばんわぁ、、、、あれ、きみきみ」
そう言って私の肩を叩いた人がいた
私はその人物を見ると、目の前には義蘭さんがいた
「バーに通ってたお嬢ちゃん？どう？入る気になった？」
煙草を吸って、義蘭は周りを見てそう言うと、手を顔に着けた人が反応した
「知り合いか？」
「ああ、気に入ったから声掛けて、荼毘達と一緒に加入させようとしたんだ
でも時間経ったもんだから、、、これは振られたなぁ、って思ったんだけど、、、」
そう言って義蘭さんは私の方をチラッと見た
私は小さくうなづいて、手を顔に着けた人を見た
「ふぅん、まあ、駒は多い方が良い」
そうして、私はヴィラン連合に、無事に加入できた
ーーー
私は燈矢の椅子の隣に座り、メンバーの人と雑談していた
「荼毘が女の子を連れてくるとはねぇ、、、」
仮面を被ったマジシャンみたいな風貌のミスターはそう言って私と燈矢を交互に見た
「俺のだ」
「え？そういう関係？やるじゃん荼毘」
私は恥ずかしくて、面布をつけているのに顔を手で覆った
「なァ？」
燈矢が私の方を向いて、意地悪に笑った
私はコクリ、と、控えめに頷いた
「きゃ！恋バナ出来ますね！」
トガちゃんがそう言って、顔を赤くしてニッコリ笑った
何だか久々に楽しく会話ができている気がする
メンバー全員の顔と名前を把握し、私は正式に、ヴィラン連合に加入することが出来た
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冷夏(プロフ) - ただのらーめんさん» コメントありがとうございます！褒めて伸びるタイプなのでとても嬉しいです♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡ (6月2日 22時) (
レス) id: 0d9cd0d586 (このIDを非表示/違反報告)
ただのらーめん - ほわぁ､､素敵です!ほんとに素敵､､ありがとうございます! (2023年3月25日 22時) (レス) @page45 id: bbdd29e3b1 (このIDを非表示/違反報告)
冷夏(プロフ) - 笹さん» コメントありがとうございます！お褒めの言葉嬉しいです！フォローありがとうございます！ (2023年2月2日 11時) (レス) id: 0d9cd0d586 (このIDを非表示/違反報告)
笹(プロフ) - 素晴らしいお話を読ませて頂きありがとうございます…！！今から他の作品も読ませて頂きます…！！フォロー失礼します！＜(_ _)＞ (2023年1月15日 23時) (レス) @page46 id: 67a56dbc5b (このIDを非表示/違反報告)
冷夏(プロフ) - コム＠やる気帰ってこいさん» コメントありがとうございます！夢主がどうなったのかはご自由にご想像してくださいね！！！ (2022年11月17日 20時) (レス) id: 0d9cd0d586 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：冷夏 | 作成日時：2022年10月4日 17時
