33話 ページ35
『まぁ、、、はい、、、あの、、、』
なんの用事か全くわからなくて、私は一応、御札の入れているポーチに触れながら答えた
「ずっと前から好きでした、、、！」
食い気味で告白され、私は戸惑った
『え、、ちょ、、、』
嬉しいという気持ちより、驚きとかの方が勝った
「僕とお付き合いしてください！！」
『あ、の、、』
断ろう、、、そう思った時相手が後ろを向いて、こう言った
「返事は今じゃなくていいです、、！」
『ちょ、、』
すぐにでも返事したい、そう思って手を伸ばしたが、その人は走り去ってしまった
『、、、はぁ、、、私には燈矢しか居ないのになぁ、、、』
しかも、相手の名前とか学年とか全然分からない、困った、、、
『、、、地道に探すしかないか、、、』
でも、今日はもう遅い時間だし、また今度でもいいか、、、
私はその建物から離れ、帰路に向かった
ーーー
その日の夜
また今日も夜中に目覚めてしまい、私は台所で水分補給をしようとした
『、、、丑三つ時に起きるなんて、、、』
丑三つ時に起きる時は、幽霊に起こされていると言われている
あんまり信じたくないが、そうじゃないと、2日連続で起きるのはおかしい、、、
明日自分にお祓いしておこう、、、そう思った時、廊下を歩いていると、中庭から砂利を踏みしめる音が聞こえた
『っ！？』
私は咄嗟に口を抑えた
昨日もそうだったが、不法侵入か、、、？
私は障子に隠れ、その犯人に見えないようにゆっくりと中庭を覗いた
砂利の上には、私より背丈の高い人がただ立っているだけだった
家の人だろうか、、、警備員なんていたっけ、、、？なんて思いながらずっと見つめていると、、、
「、、、」
こちらの方にゆっくり振り向こうとしていた
『！？』
咄嗟に私は障子に隠れ、幸い、あちらが振り向き終わる前に身をひそめられた
これ以上ここにいたら、やばい気がする
そう思って、私は忍び足で部屋に戻った
ーーー
『、、、なんだったんだろう、、、』
多分、昨日の深夜に居た人と同じ人だろう、、、心当たりは家の人、、、そして不審者、、、
、、、それか
ここは神社だし、、、
『人じゃない、、、とか、、、？』
『、、、何考えてるんだ、、、』
私はバカバカしくなり、特に気にせず就寝した
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 306人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
冷夏(プロフ) - ただのらーめんさん» コメントありがとうございます！褒めて伸びるタイプなのでとても嬉しいです♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡ (6月2日 22時) (
レス) id: 0d9cd0d586 (このIDを非表示/違反報告)
ただのらーめん - ほわぁ､､素敵です!ほんとに素敵､､ありがとうございます! (2023年3月25日 22時) (レス) @page45 id: bbdd29e3b1 (このIDを非表示/違反報告)
冷夏(プロフ) - 笹さん» コメントありがとうございます！お褒めの言葉嬉しいです！フォローありがとうございます！ (2023年2月2日 11時) (レス) id: 0d9cd0d586 (このIDを非表示/違反報告)
笹(プロフ) - 素晴らしいお話を読ませて頂きありがとうございます…！！今から他の作品も読ませて頂きます…！！フォロー失礼します！＜(_ _)＞ (2023年1月15日 23時) (レス) @page46 id: 67a56dbc5b (このIDを非表示/違反報告)
冷夏(プロフ) - コム＠やる気帰ってこいさん» コメントありがとうございます！夢主がどうなったのかはご自由にご想像してくださいね！！！ (2022年11月17日 20時) (レス) id: 0d9cd0d586 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：冷夏 | 作成日時：2022年10月4日 17時
