14話 ページ16
しばらくしたある日
瀬古杜岳で訓練している燈矢を見ていると、突然、青い炎が舞い上がった
「、や、、、やったぁ、、、、！！！見た！？Aちゃん！」
嬉しそうに青い炎を巻き上げる燈矢は、とても眩しくて、ヒーローになる図が容易に思い浮かんだ
きっと彼は、眩しくて、誰をも導けるそんなヒーローになれると思う
そう思っていた
ーーー
いつも道理、瀬古杜岳に向かっていると、大通りで消防車が慌ただしく走っていった
そして、目の前を通り過ぎると、また1台、またもう1台走っていった
そんなに大規模な火事が起きたのか、、、と思い、私は消防車が向かっている先を見ると、あることに気がついた
「、、、あれ、、、瀬古杜岳」
私はその瞬間、走ってその消防車を追いかけた
私の悪い予想が当たっていれば
もしかしたら、、、
私はさらに、走る速度を開けた
ーーー
カンカンと消防車の音が鳴り響く町内には、沢山の市民が逃げ惑っていた
『あ、、、、、ぁ、、、』
山には、見覚えがある青い炎が包み込んでいた
離れていても、熱風が頬を掠めて、私は焦った
『とう、、、や、、、』
私は山の中に足を踏み入れた
でも、ある市民が私を止めた
「おい！やめとけ！中は見た通り火の海だ！」
『でも、、、！燈矢が！！』
そう言うと、市民は悔しそうな顔をした
「あんたも死んだらどうする、、、もし生きてたら、無駄死にだよ！」
『、、、ッ、、、』
市民にそう言われ、私は渋々瀬古杜岳から離れた
周りのヒーローも、入るのを躊躇っていた
それを見て、私は少し、心が締め付けられた
ーーー
その日は落ち着けなかった
燈矢の安否がとても知りたかった
大丈夫だろうか、火傷はしていないだろうか
そんな不安で頭が埋め尽くされる
そして夜、私は父上に呼び出された
嫌な予感が、また襲いかかる
「A、、、落ち着いて聞いてくれ」
その瞬間、父上が何を言うのかを悟った
・
・
・
「燈矢くんが、、、亡くなってしまったんだ」
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冷夏(プロフ) - ただのらーめんさん» コメントありがとうございます！褒めて伸びるタイプなのでとても嬉しいです♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡ (6月2日 22時) (
レス) id: 0d9cd0d586 (このIDを非表示/違反報告)
ただのらーめん - ほわぁ､､素敵です!ほんとに素敵､､ありがとうございます! (2023年3月25日 22時) (レス) @page45 id: bbdd29e3b1 (このIDを非表示/違反報告)
冷夏(プロフ) - 笹さん» コメントありがとうございます！お褒めの言葉嬉しいです！フォローありがとうございます！ (2023年2月2日 11時) (レス) id: 0d9cd0d586 (このIDを非表示/違反報告)
笹(プロフ) - 素晴らしいお話を読ませて頂きありがとうございます…！！今から他の作品も読ませて頂きます…！！フォロー失礼します！＜(_ _)＞ (2023年1月15日 23時) (レス) @page46 id: 67a56dbc5b (このIDを非表示/違反報告)
冷夏(プロフ) - コム＠やる気帰ってこいさん» コメントありがとうございます！夢主がどうなったのかはご自由にご想像してくださいね！！！ (2022年11月17日 20時) (レス) id: 0d9cd0d586 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：冷夏 | 作成日時：2022年10月4日 17時
