30話 ページ32
私は立ち上がって、瀬古杜岳を後にした
ーーー
「ちょ！大丈夫ですか！そんな泥んこで！」
『すみません、、、派手に転びました、、、』
家の人には大層心配されたが、瀬古杜岳に行ったことはバレていないようだった
私は風呂に入って、その後のことを考えた
まず、ヴィランになったらこのように風呂に入れるか分からない、経済的な面でもそうだけど、何より、ヴィランと顔が割れている以上、下手に動けない
経済的な面では、神職の仕事で稼いだ金を宝石に変えるなりして、資産にするか、、、
、、、まだまだ考えることがいっぱいだ、、、
私は風呂を上がった
ーーー
風呂を上がり、服を着替え、就寝しようと部屋に向かっていた
「Aさん、明日は静岡の路地でお祓いの予定だそうです、、、例の焼死事件の関与かと、、、」
侍女さんが私の明日の予定について教えてくれたが、少し違和感があった
『例の、、、？って事は、有名なんですか？』
最近テレビやニュースに目を通していない、、、もしかしたら有名な事件かもしれないな、、、
殺人事件が連続すると、お祓いの仕事が増えるから、これからはニュースをチェックしよう、、、
「ええ、巷では有名です、、、最近連続しているみたいで、、、Aさんも、夜はお気をつけて」
『は、はい！』
いざとなれば個性を使ってもいいのだが、焼死ということは炎を使うことだろう、、、御札が燃やされたら、個性が使えない、、、
気をつけないと、、、
ーーー
次の日の朝になり、私は静岡へと赴いた
静岡の路地裏に着くと、警察の姿もあった
「こちらです」
警官に案内され、現場に着いた
焦げた跡が生々しく残っており、壁や地面もボロボロになっていた
「連合との関与かと、これからこういう事件、増えていくと思います」
連合、、、最近話題の集団で、、、確か雄英高校を襲撃したとか、、、
『そうですか、、、では、お祓いしますね』
私は鞄から御札と針を取り出して、指に針を刺した
「お願い致します、、！」
ーーー
無事お祓いが終わり、帰路に向かっていた
侍女が車の中で私に話しかけてきた
「最近物騒になってきましたね、仕事も増えましたし」
『ですね、、、』
自分も、ヴィランに関与しているなんて、口が裂けても言えなかった
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冷夏(プロフ) - ただのらーめんさん» コメントありがとうございます！褒めて伸びるタイプなのでとても嬉しいです♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡ (6月2日 22時) (
レス) id: 0d9cd0d586 (このIDを非表示/違反報告)
ただのらーめん - ほわぁ､､素敵です!ほんとに素敵､､ありがとうございます! (2023年3月25日 22時) (レス) @page45 id: bbdd29e3b1 (このIDを非表示/違反報告)
冷夏(プロフ) - 笹さん» コメントありがとうございます！お褒めの言葉嬉しいです！フォローありがとうございます！ (2023年2月2日 11時) (レス) id: 0d9cd0d586 (このIDを非表示/違反報告)
笹(プロフ) - 素晴らしいお話を読ませて頂きありがとうございます…！！今から他の作品も読ませて頂きます…！！フォロー失礼します！＜(_ _)＞ (2023年1月15日 23時) (レス) @page46 id: 67a56dbc5b (このIDを非表示/違反報告)
冷夏(プロフ) - コム＠やる気帰ってこいさん» コメントありがとうございます！夢主がどうなったのかはご自由にご想像してくださいね！！！ (2022年11月17日 20時) (レス) id: 0d9cd0d586 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：冷夏 | 作成日時：2022年10月4日 17時
