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次の日、演習試験当日
「それじゃあ演習試験を始めていく
この試験でももちろん赤点はある、林間合宿行きたけりゃみっともねえヘマはするなよ」
昨日のこともあって爆豪君の顔見れない…
だめだめ、今は目の前の課題に集中！
って……なんか、先生多いな…
「諸君なら事前に情報を仕入れて何するか薄々わかってるとは思うが……」
「入試みてぇなロボ無双だろ！」
「花火！カレー！肝試ー！！」
「残念！諸事情あって今回から内容を変更しちゃうのさ！」
「校長先生！？」
消太さんの捕縛武器の中からひよっこり出てきたのは我が校の根津校長
いつ見ても可愛い…
どうやら敵活性化の恐れがありロボとの戦闘訓練は実践的ではないとのことで変更になったそうだ
「これからは対人戦闘・活動を見据えたより実戦に近い教えを重視するのさ！
というわけで……諸君らにはこれから二人一組チームアップでここにいる教師一人と戦闘を行ってもらう！」
「先……生方と……！？」
プロヒーロー相手に戦うって…難易度高くないか？
「尚、ペアの組と対戦する教師は既に決定済み、動きの傾向や成績、親密度……諸々を踏まえて独断で組ませてもらったから発表してくぞ
まずは轟と八百万がチームで、俺とだ」
「そして緑谷と爆豪、あと疾風がチーム」
「…！？」
「かっ…！？」
『いや解せぬ』
2人がペアなのはなんとなく分かるけどなぜ私まで
しかも私達の相手は…
「私がする！」
私達の目の前に現れたのはオールマイト
マジか…これは…
「協力して勝ちに来いよ、3人共！」
『いろいろとおかしいと思う…』
制限時間30分。
ハンドカフスを先生にかけるか、ペアのどちらかがステージ脱出すればクリア
私は逃げか攻めだったら…どっちかな
『緑谷君』
「疾風さん！あの作戦なんだけど…」
『緑谷君は逃げるか戦うか、どっち？』
「…逃げだけど」
『……だよね、知ってた。そろそろ行こう？多分爆豪君ももう着いてる』
「あ、待って！疾風さん！」
爆豪君は絶対攻める…でも、緑谷君はオールマイトには絶対的な憧れを持ってるから戦うのは難しい…
『さて、私はどちらにつくか…』
攻めたいけど、正直ハンデありでもオールマイトには勝てる気がしないから逃げたい。超逃げたい
とりあえず…私の個性じゃオールマイトには敵わないだろうし、2人のサポートにまわるか
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作者名：やきなす | 作成日時：2020年10月4日 17時
