相澤先生と一緒に住んでる女の子が雄英高校に入学しました・続【爆豪勝己】 (ページ47)

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番外編_誕生日ページ47

6月1日月曜日…

"それ"は4時間目の英語の時間が終わった後、黒板を消していた時に始まった

「あ、今日A誕生日じゃーん。後で家行くわ」

『分かった、あまり遅くならないでね』

毎年マイクさんは消太さんの家に来て、私の誕生日会を開いてくれる、意外とマメ

マイクさんが教室から出ていった時、なにやら大量の視線を感じた

『……どうしたの？皆』

教室にいる皆が目を丸くして私を見ていた

「え、と…今プレゼントマイク、なんて？」

『？、後で家行くって言われたけど…』

「その前」

『…今日、私の誕生日じゃんって…』

………

「はあ！？」

「え、ちょ、えええええ！」

「なんでもっと早く言わないの！？」

『え、だって聞かれなかったし』

なんで私今怒られてるんだろ…

「ちょ、今から購買行ってくるわ」

「私、明日なんか買ってくるわ！」

「Aさん、お好きなものはなんですか？」

『え、ちょ…皆気を使わなくても…』

「あ、疾風さんはプリンが好きだよ」

『緑谷君？？』

いや嬉しいけどさ！！

「や、それよりも…」

「うん！」

『？』

「「「お誕生日おめでとう！！！」」」

『…！』

クラスの皆が声を揃えて言ってくれた

こんな大勢の人に祝われたの初めて…

『……あり、がと…ございます…』

「……」

「……え、なにこの可愛い生き物…」

「でもここで笑わないのがAちゃんらしい…」

『……』

褒められてるんだよな？？

「じゃあAちゃん、また明日ねー！」

『ばいばい』

さて、これから家に帰ったらマイクさんの分もご飯作らなきゃ…

ｺﾄﾝ

『え？』

「……」

ふと机の上に置かれたのは購買のプリン

目の前にいるのは相変わらず仏頂面をした爆豪君で、プリンを置いたら何も言わずに教室を出てしまった

私は急いで後を追う

『ちょ、爆豪君？これ…』

「あ？ついてくんなボケ」

『いや態度悪。じゃなくて、このプリン…貰っていいの？』

ていうかそういう事だよね？誕生日プレゼントってことだよね？

爆豪君そんなキャラだったの

『…爆豪君、ありがとう。いただきます』

「……ﾁｯ…」

帰ってしまった……

「ふおおお爆豪君やるねぇ」

「いやでも多分だけど、かっちゃん無自覚だと思う」

「あれで無自覚とか爆豪やべーな」

「それに気付きもしないAさんも可愛らしいですわ…！」

私達の後ろでそんな会話が繰り広げられてるとはつゆ知らず