相澤先生と一緒に住んでる女の子が雄英高校に入学しました・続【爆豪勝己】 (ページ39)

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「え……？」

「お……」

「何だあのガイコツ……」

周りの人々の戸惑う声

ナレーターの人も何が起こったのかと動揺している

バレた

彼の秘密が、世間にバレた

『緑谷君…』

「そんな………ひみ……つ……」

彼は顔面蒼白になって画面を見つめていた

あんな状態で奴に勝てるの…？

……いや

『……緑谷君』

「は、やてさん…」

『大丈夫、オールマイトを信じよう』

「…っ…うん！」

周りの人達も戸惑いはなくなり、応援の声が大きくなった

「勝て！」

「勝って……！！」

『勝って…！』

「「勝てや！！オールマイトォ！！」」

《敵は────動かず！勝利！オールマイト！勝利の！スタンディングです！！》

『＿っ！』

ﾜｧｧｧｧ‼

よ、かった…本当によかった

もうすぐ夜が明ける

苦しい戦いが終わった

私達は駅へと行こうと足を進めた

ふと、大きな画面を見た

『＿っ』

《……次は……君だ》

「！」

オールマイトが、こちらへ指を指し、そう言った

多くの人は、まだ見ぬ犯罪者へ向けてのメッセージに聞こえるかもしれない

でも私には真逆のメッセージに聞こえた

＿私はもう、出し切ってしまった＿

『……っ』

隣で涙を流す緑谷君も、同じように聞こえたんだろうか

緑谷君、次は…君がヒーロー(平和の象徴)になる番だ