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相澤side
「心配が先にたったかイレイザーヘッド」
「！？」
突然目の前に現れたつぎはぎの男は、青い炎を俺に向けた
だが俺は瞬時に避ける
「…まあ、プロだもんな！」
再度手を向けられるが、俺は個性を使い相手の個性を無効化し、敵に攻撃をした
「目的人数配置を言え」
「……なんで」
「こうなるからだよ」
ボキッと音を立てて、左腕を折る
「次は右腕だ。足までかかると護送が面倒だ…合理的に行こう」
先程からAの顔が頭から離れない
あいつはすぐ無茶をする。他の生徒と共に守らなければ
「焦ってんのかよ…イレイザー」
ﾄﾞｫｫﾝ‼
「っ、なんだ！？」
遠くからけたたましい音が響いた
「先生！！」
そこには、俺のクラスの生徒が数人いた
Aは…いない
そいつらに気を取られていると、敵は俺から離れたが、すぐに捕縛武器で拘束した
「さすがに雄英の教師を務めるだけあるよ。なあ、ヒーロー……生徒が大事か？」
引き寄せようと占めた途端、どろっと解けるかのように敵の体が分離した
さっきの発火が個性じゃないのか！？
「守りきれるといいな…また会おうぜ」
消えた…
今の台詞…まさか狙いは…
「先生！今のは…！」
「中に入れ！すぐ戻る！」
俺は生徒達を横切り、森へはいる
「先生！疾風くんが！！」
「！？、Aがどうした」
「…疾風くんが…森に、入りました…」
「！」
くそっ……あのバカ！
俺は森の中を走った
「先生！！」
「！、みど……」
「…よかった……」
森に入って少しすると、緑谷がボロボロの状態で洸汰君を背負っていた
また無茶したのか…
ハイになってる緑谷を落ち着かせた
「それと…Aを見つけたらすぐ戻るよう伝えてくれ」
「えっ…疾風さん、飯田君達と一緒なんじゃ…！」
「振り切って森に入ったそうだ」
「…っ…まずい、敵の狙いは……」
「まさか…」
「かっちゃんと、疾風さんです！！」
「……マンダレイに、こう伝えろ」
俺は緑谷に伝言を頼んだ
"生徒が大事か？……守りきれるといいな"
やはり、狙いは生徒だったか…！
無事でいろ！A、爆豪！
自衛の術を…
後で処分受けんのは…俺だけでいい
《A組B組総員！プロヒーロー、イレイザーヘッドの名において、戦闘を許可する！繰り返す…》
こんな訳わかんないままやられるなよ、卵ども！
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作者名：やきなす | 作成日時：2020年10月4日 17時
