相澤先生と一緒に住んでる女の子が雄英高校に入学しました・続【爆豪勝己】 (ページ22)

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翌日、合宿二日目

───AM5:30

「おはよう諸君」

『ふぁ…』

いつもこの時間には起きてるけど…疲れが取れてないのかまだ眠い

「本日から本格的に強化合宿を始める、今合宿の目的は全員の強化及びそれによる¨仮免¨の取得

具体的になりつつある敵意に立ち向かう為の準備だ、心して臨むように……と言う訳で爆豪、こいつを投げてみろ」

そう言って差し出したのは個性把握テストで使ったボール

なるほど、あの時よりどのくらい成長したか見るってことね

「前回の……入学直後の記録は705.2m……どんだけ伸びてるかな」

「おお！成長具合か！」

「この三ヶ月色々濃かったからな！1kmとかいくんじゃねえの！？」

「いったれバクゴー！」

「んじゃ、よっこら……

────くたばれ！！」

くたばれ………

暴言吐かなきゃ気が済まないのか彼は…

「709.6m」

「！！？」

「あれ？思ったより……」

『伸びてる分には、伸びてるけど…』

ほんの少しか…

「約三ヶ月間様々な経験を経て確かに君らは成長している

だがそれはあくまでも精神面や技術面、後は多少の体力的な成長がメインで¨個性¨そのものは今見た通りでそこまで成長していない、だから

───今日から君らの¨個性¨を伸ばす。死ぬ程キツイがくれぐれも……死なないように──」

死なないように頑張ろう…

『地獄絵図だ…』

"個性伸ばし"が始まって数時間、周りからは雄叫びや叫び声が絶えず聞こえてくる

私はというと、ひたすら固くて大きい鉄壁を風だけで壊してる

しんどい…ぶっ倒れそう…

「疾風、手が下がってるぞ」

『しょ…相澤先生…』

「せっかく威力が上がったんだ。もっと強くしろ」

『っ、はい』

そうして、私達は訓練を死ぬ気で頑張った

「さァ昨日言ったね！"世話焼くのは今日だけ"って！」

「己で食う飯くらい己で作れ！カレー！」

『「「イエッサ……」」』

そういえば言ってたなそんなこと…

「アハハハハ！全員全身ブッチブチ！だからって雑なネコマンマは作っちゃダメね！」

「確かに…災害時など避難先で消耗した人々の腹と心を満たすのも救助の一環……流石雄英無駄がない！世界一旨いカレーを作ろう皆！」

とりあえずお腹空いたからパッと作ろう

「轟ー！こっちも火ィちょーだい」

「爆豪爆発で火ィつけれね？」

「つけれるわクソが！」

「ええ……！？」

なんでそこでキレた？

ていうか爆豪君料理できたんだ…なんでもできるなこの人ハイスペックすぎてむかつく…