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夏休み、林間合宿当日！！
いいスタートかと思いきや…
「え？A組補習居るの？つまり赤点取った人が居るってこと！？
ええ！？おかしくない！？おかしくない！？A組はB組よりずっと優秀なハズなのにぃ！？あれれれれぇ！？」
そこですかさず入る拳藤さんの手刀。さすが
「物間、怖」
「体育祭じゃなんやかんやあったけど、まァよろしくねA組」
そっか、B組も一緒か
なんか峰田君興奮してるけどそれはもうほっとこう
「A組のバスはこっちだ、席順に並びたまえ！」
何はともあれ、林間合宿！
いっぱい頑張ろう！
バスの中では見事に皆はわいわいしていた
着くまで寝てようかな…
ﾄﾞｽ
『え、轟君？』
隣は確か百ちゃんだったはず…どっかいったのかな？
「後ろ…うるさくて眠れない」
『あぁ…なるほど、いいよ。着いたら起こしてあげる』
「ん」
轟君とはあんまり喋ったこと無かったけど…近くで見るとやっぱりイケメンさんだなぁ…
なんてことを考えながら私はイヤホンを耳に指す
と、同時に肩に重みがかかる
『え』
なんと、轟君の紅白頭がすぐ側にあるではないですか
えーっと……寝てる…よね？これは、私は動かない方がいいんだよね？
「一時間後に一回止まる、その後はしばらく……」
消太さんが皆に声をかけるが、まあ皆は盛り上がっているようで聞こえていない
いつもなら怒るところなのに…そのまま座った。珍しいな
サービスエリアかな？そこについたら轟君を一旦起こさなきゃ
1時間後、バスが停車した
『轟君、1回起きようか』
「ん…」
うっ……可愛い…←
「てっめ半分野郎なにしてんだ殺すぞてめぇ！！」
『爆豪君、うるさい』
あ、でもおかげで轟君の目が覚めたようだ
『何怒ってんの？』
「知るか！！！」
いやなんなのこの人
「休憩だー……」
「つか何ここパーキングじゃなくね？」
「ねえあれ？B組は？」
『…嫌な予感がする…』
降りた場所は何もない平地
崖になっており、辺り一面森だ
「何の目的なくでは意味が薄いからな」
うわぁ…絶対なんかするよ…
「よーうイレイザー！」
「ご無沙汰してます」
消太さんが頭を下げたその人達は…
「煌めく眼でロックオン！」
「キュートにキャットにスティンガー！」
「「ワイルド・ワイルド・プッシーキャッツ！」」
「今回お世話になるプロヒーロー"プッシーキャッツ"の皆さんだ」
あぁ、テレビでよく見る…
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作者名：やきなす | 作成日時：2020年10月4日 17時
