相澤先生と一緒に住んでる女の子が雄英高校に入学しました・続【爆豪勝己】 (ページ2)

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仲間…？お父さんが？こいつらの？

『……嘘、言わないで…』

「嘘じゃないさ」

信じられない、信じたくない

なのに

こいつの顔が…嘘をついていないっていうのが分かってしまう

『だったら尚更…貴方のことも殺すわ…』

「ふーん……じゃあ、これは知ってる？

俺は君の母親の命を救ったことがある。君の父親に頼まれてね…」

『…っ』

「君が大好きだった両親の命の恩人を、君は殺せるのか？」

『…ゃ…め…』

「できないよなぁ？なんだって君は……」

『やめ、て……』

「"健気で優しい"女の子なのだから」

『やめてよ！！』

"A、君は…健気で優しい子に育つんだよ"

お父さん…

「…死柄木弔、そろそろ…」

「あぁ、分かってる………まあ、考えておいてよ？時間はたっぷりある

またね(・・・)、A」

死柄木弔は黒いモヤに包まれて消えていった

『…ﾊｧ……ﾊｧ…』

"お父さんにはね、大事な仲間がいるんだよ"

『ﾊｧ、ﾊｧ』

"お母さんのことを助けてくれたんだ"

『ﾊｧ…！』

「ウェンディちゃん！」

『っ………トルネード、さん…』

「どうかしたの…？大丈夫？」

そうだ……今は考え事をしてる場合じゃない

『すみませ…敵(ヴィラン)は！？』

「落ち着いて、もう大丈夫だから」

辺りを見渡すと、いつから居たのか消防隊が街を消火していた

私がグズグズしてる間に…終わってたのか…

『………よ…かっ…』

「ウェンディちゃん！？」

私の意識は、ここで途絶えた

『…………っ…』

ここは……

「あ…起きた？疾風さん」

『！、緑谷君…？』

なんでここに……怪我してるし…

「僕も保須に来ていたんだ。ヒーロー殺しと遭遇しちゃって……疾風さんも病院にいるから驚いたよ」

『そう…』

保須……ヒーロー殺し……じゃあ、やっぱりあれは夢じゃない…

『……緑谷君、警察を呼んで…』

「え？」

『……死柄木弔に、会った』

「なっ…」

その後、警察の人に事情聴取を受けた私は昨晩の録音を聞かせた

私の両親のことや、敵連合の勧誘の部分は…

聞かせなかった…