相澤先生と一緒に住んでる女の子が雄英高校に入学しました・続【爆豪勝己】 (ページ20)

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───PM5:20

「やーっと来たにゃん」

「とりあえずお昼は抜くまでもなかったねえ」

日が暮れ始めた頃、私達は宿舎についた

「何が"三時間"ですか……」

「腹減った……死ぬ」

『倒れそう…』

「悪いね、私達ならって意味。アレ」

「実力差自慢の為か……」

「ねこねこねこ……でも正直もっとかかると思ってた

私の土魔獣が思ったより簡単に攻略されちゃった、いいよ君ら……特にそこ4人。躊躇の無さは経験値によるものかしらん？

三年後が楽しみ！ツバつけとこー！！」

あれまぁ…餌食になってしまってる…

「マンダレイ……あの人あんなでしたっけ」

「彼女焦ってるの、適齢期的なアレで」

「適齢期と言えば……」

「と言えばて！」

「ずっと気になってたんですが、その子はどなたかのお子さんですか？」

あぁ…そういえばバスの時から居たな…

「ああ違う、この子は私の従甥だよ。洸汰！ホラ挨拶しな、一週間一緒に過ごすんだから……」

「あ、えと僕雄英高校ヒーロー科の緑谷、よろしくね」

そこで握手を交わすかと思えば洸汰君は緑谷君の急所目掛けて蹴りをかました

うわ…痛そう…

「緑谷君！おのれ従甥！何故緑谷君の陰嚢を！」

「ヒーローになりたいなんて連中とつるむ気はねえよ」

「つるむ！？いくつだ君！」

「マセガキ」

「お前に似てねえか？」

『確かに』

「似てねぇよ！黙れ舐めプ野郎！金髪女！」

舐めプ野郎…？

『「「いただきます！」」』

ん〜…たくさん動いたからご飯が美味しい…

「美味しい！米美味しい！」

「五臓六腑に染み渡る！ランチラッシュに匹敵する粒立ち！いつまでも噛んでいたい！」

「土鍋……！？」

「土鍋ですか！？」

「うん、つーか腹減りすぎて妙なテンション入ってんね」

私は大皿にある唐揚げに箸を伸ばした

『あ』

「あ？」

『取ろうとしたのに…』

爆豪君に先に取られてしまった

「うるせ、早い者勝ちだ」

『……』

唐揚げ好きなのに…

「疾風、ん」

『え、轟君…いいの？』

「あぁ」

『ありがとう』

私のお皿にポトリと唐揚げを置いてくれた

緑谷君に続く天使現る

「あぁ！？てめぇがやるくらいなら俺がやるわ！」

『いや君たった今飲み込んだでしょ。牛の反芻でもする気？』

「ぶふぉっ」

「切島君汚い！！」

想像でもしたのか切島君